ふれあい配食
2022/05/23
カテゴリー: 愛育委員
2日がかりのちらし寿司作りを取材
御南学区では、御南学区愛育委員会主催、御南地区社会福祉協議会の事業の一つである「ふれあい配食」を長年続けています。ふれあい配食とは、一人暮らしのご高齢者の方に夕食をお届けすることで、心を込めて手作りした「ちらし寿司」が大変喜ばれています。
コロナは依然として収束していませんが、感染予防対策、衛生管理を徹底して3年ぶりに実施するとお聞きし取材しました。
御南学区の田中、田中野田、西長瀬、久米、今保各町内会の対象高齢者や関係者を含め、使用するお米の量が1斗5升!調味料や材料の量はどれくらい?どうやって作っていくの?それは2日がかりでした。
薄焼き卵を焼いては切って錦糸卵に 混ぜ込む具材もスタンバイOK 美味しさは寿司飯で決まる
5/21(土)御南学区の愛育役員が御南西公民館調理室に集まり、1日かけて下準備。混ぜ込む具や上に乗せるサワラやタコの酢じめ、干しシイタケを戻すなど各自が黙々と作業されていました。
翌5/22(日)も朝からお米を複数回に分けて次々に炊き、手作りの寿司酢を合わせ、人参、ゴボウなど味付けした混ぜ込む具材を酢飯に合わせ…と次々こなされていく手際の良さには感動。大量の卵を割り薄焼き卵が次々に焼かれ、その傍から錦糸卵に切ってあっという間に大きな器が黄色の山になっていきます。
隣の部屋では酢飯1桶の量で目安の人数を出し1つずつ計量、パック詰めの酢飯をきれいに整えて…とテーブルには次々とパックが並べられていきます。
菜の花が咲いたよう 上に載せる具は色とりどり
チームワークよく流れ作業 さあ、具を載せていきましょう
生き生き活躍 田中律子さん
最後の炊飯が終わる頃、人数分のパックと錦糸卵が足りるかどうかの算段もしながら仕上げの具材載せに入りました。錦糸卵の上に海老、鰆、蛸、穴子、蓮根、椎茸、高野豆腐、さやえんどう、山椒の葉、甘酢生姜と豪華です。具材配置の見本を作り、きれいに見える配置や載せ忘れがないか確認しながらテーブルの上が一気に華やかになり圧巻です。ふたをして熨斗をかけて完成!
町内ごとにお配りする個数分けと片づけをして、皆さんがこのちらし寿司の昼食をとったのは2時を回っていました。思いがけず取材した私にまでお持ち帰りをくださり、その美味しかったこと!これは皆さんにも喜ばれること間違いなしと思いました。ごちそうさまでした。
田中野田町内会9組の田中律子さんが学区の会長を務めておられるので、ふれあい配食のやりがいについてお聞きしました。
熨斗をかけ、皆さんにお届け 愛育委員の皆さん
コロナ禍の中で3年ぶりに配食事業ができました。材料の調達・炊飯・酢の調合・寿司飯・盛り付け…と愛育委員15人で行いました。配達は愛育、民生委員の方にもお願いし、お手元には2時頃お届けできたと思います。
事前にご案内を差し上げていたので、皆さん楽しみに待っていてくださいました。一つ一つ手渡ししてお元気な様子もわかり、笑顔で受け取っていただくとこちらもホッと。疲れよりも良かった!と何か温かい気持ちになりました。来年はコロナを気にせずにお渡しできたら、と思っております。田中律子
心を込めて作りました。ありがとうございます。 お待たせしました。いつもありがとう。 手渡しする時のちょっとした会話に笑みがこぼれます
お渡しにも立ち会い、ご了解を得て撮らせていただきました。どの方も楽しみにされており、訪問時のちょっとした会話や笑顔がまさにふれあい配食の意義を感じる瞬間でした。
愛育委員の皆さま、本当にお疲れさまでした。 取材:広報渉外部 高塚由利子(7組)