他国の戦争
投稿日:2023年6月22日
「『春秋』に義戦なし」なのである。
現在戦っているロシアとウクライナのどちらが義なのか不義なのかが解けるほど普通の日本人は両国の歴史的関係を知るわけではない。
例をかえれば、50年前までは中国は苦難に耐えて帝国主義を撥ねのける正義の国という見方が有力だったし、同じ頃ベトナムは悪玉アメリカと戦う正義の国と日本では見られていた。
しかし今や中国人気はあっさり逆転しているし、ベトナムもアメリカが退いた後は周辺国にとっては厄介な存在となっていた。
中国やベトナムが弱者であるときは味方となり、強者に変われば離れるという立場はあってもよいと思うし、全体のバランスとしては健全だと思える。
個人の考えはそれで十分だが、食料やエネルギーを他国に依存する日本国としては紛争の一方に過度に加担するというリスクは避ける必要がある。
他人の喧嘩にはなるべく近寄らないのが知恵だろう。
カテゴリー:未分類