中国文化大革命から半世紀

投稿日:2023年3月2日

日本の2.26事件の関係者にもう生存者はいないが、中国文化革命は加害者、被害者とも相当数現存している(習近平もその一人)。
60年近く前の写真だがこの女性は宋彬彬で中国文化大革命(文革)の象徴的存在となった。現在74歳。
宋は17歳で教師を棒で殴り殺し、その３ヶ月後の1966年８月18日、会談した毛沢東の腕に紅衛兵の赤い腕章を巻いた(写真)。
この行為が毛沢東のお墨付きとなり、以後紅衛兵の文革は一挙に暴力化し、｢赤い八月｣の大虐殺に向かった。
宋彬彬は文革終了後罪を逃れ(年齢的理由他)渡米しMITで学位を取得、2003年帰国、2014年にはかつての教師殺害等への謝罪を行った。
しかし殺害された教師の妻は宋を許さず謝罪を受け入れなかったという。当然だろう。

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