美智子さま、佳子さま

投稿日:2022年11月17日

「天皇さま」や「佳子さま」の”さま”はマスコミ用語が広まって社会にほぼ定着したものだが、あまり好きではない(呼ぶ者の尊敬を強要する趣がある)。
子供のころ、正田美智子さんが皇太子妃になられた頃は、戦後社会がようやく落ち着き始めた時期であったが、不穏な空気がまだ抜けきらず、美智子さんをマスコミは妃殿下、美智子さんと呼んだりミッチー”とか”粉屋の娘”とか呼んで、戸惑い気味に見えた。
皇族を”さま”づけで呼ぶことが定着する大きなきっかけは、1961年から「平凡」誌に連載が始まった小山いと子の小説『美智子さま』だと思う。
しかし小説『美智子さま』は宮内庁からのクレームで連載中止になっている。
理由は”さま”づけではなく、美智子さんに対する皇室内部の反発が小説に書き込まれて好ましくないというようなものだったらしい。

Michiko

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