大内兵衛の”糞土の垣根”

投稿日:2022年9月10日

1969年3月号の『世界』にマルクス主義経済学の長老大内兵衛は小論文を書き、当時(安田講堂事件の頃)の学生たちを”糞土の垣根”と呼んで皮肉った。
これは「教育する価値もない馬鹿者」という意味だったのだが、聞いて即座に理解した学生はいなかった(多分大人も)。
大内兵衛は明治21年の生まれ、もしかすると幼少からいわゆる論語の素読を受けて育った世代だったのかもしれない。
老人はたとえ正しくても社会に向けて大見得を切ると失笑を買うという例かもしれない。

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