石山公園オープンカフェ社会実験
平成28年9月3日 土曜日
石関町
明け方の気温が25度,晴れ。石山公園で本日(9/3)から11月27日までオープンカフェが設置されます。営業時間は9月が7~14時と15~19時,10・11月が8~14時と15~19時,休日は毎週水曜日で祝祭日が水曜日に重なる場合は開店で翌日臨時休みします。主催は岡山市庭園都市推進課,運営が特定非営利活動法人ENNOVA OKAYAMAです。名称は「オリバープロジェクト」。シンポジウムも行われます,本日午後6時から。
昨年(2015年)に同所で同運営組織が初回の社会実験を行っています。このときは週二日で不定期に行われ延べ23日の営業でした。今回は週六日で定期に行われます。さらに観光案内所として店員が応答をするということです。
飲食設備は牽引式移動車の車内に設けられた簡易キッチンとなります。同車両は堤防上通路に駐車されます。牽引車両ですがナンバープレートが見つかりませんし,ブレーキ灯や方向指示灯もよく判りません。長期間の停留を許可する表記や路面管理者とか使用者の氏名とか組織とか住所を示す看板も不明です。わからいことだらけの移動販売車両です。
100ボルト電源は引込み線を設営,公園の樹木に金属バンドで仮固定されている臨時電柱を経由して同車両につなぎます。電気メーターはどこにあるのか不明ですから使い放題ではないと思いますが。給排水はタンク使用と思われますが水処理の最適化が可視化されていません。同車両の車内温度や消毒管理,衛生管理者の氏名と住所それに店員の名前も表記が無くよく判りません。
午前7時スタートという告知ですから同時刻に現地入りしてみました。コーピーが買えるのかなという期待を持って行きましたが,残念ですが設営準備がゆっくり進んでいるため提供できないということでした。飲食メニューもありません。周辺には20人くらいの近隣の人たちが遠巻きに様子見していましたから,コーヒーを飲んでみようと待っている人たちだったと思います。しかし15分ぐらいすると退散してしまいました。
準備中の男の人が言っていた言葉が印象的でした,スタッフが他の仕事もしているから午前6時半から準備するのが厳しい…,これがスタート当日の意気込みということで活動的な画面が欲しいTV報道カメラマンも手持ち無沙汰だった模様です。公園の芝生の上に設営備品を購入したと見られるAmazon通販ダンボール箱が無造作に山積みとなります。
台風12号が九州へ接近中という影響により早朝の晴れ間もすぐに曇り空となるのですが,せっかくの好スタートが期待出来る午前7時を取り逃がしているのでした。飲食サービスを提供したいという純粋な気持ちが伝わってくるのか見守りたいと思います。
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- 社会実験の実施概要
- 移動式店舗エアストリームによるオープンカフェの開設
- 周辺観光施設のパンフレットの設置などの観光案内(インフォメーション)機能
- シンポジウムの開催
- パークマネジメントシンポジウム「アワーパークアワー」
- 日時:9月3日(土曜日)18時から20時
- ゲスト:山崎 亮:地域の課題を地域に住む人たちが解決するコミュニティデザインの専門家。studio-L代表、東北芸術工科大学教授(コミュニティデザイン学科長)
- 千野 貴彦:国土交通省 中国地方整備局 岡山河川事務所 調査設計課 課長
- 内容:聞き手とゲストによるフリートークにより、参加者も交えた座談会形式で、パークマネージメントの手法を取り入れた未来の石山公園エリアの在り方について意見交換を行います。
- オリバープロジェクト http://oriver.info/
2016/09/03 午前7時過ぎの様子