▼ 【続報3】芝公園等方針案件でパース模型を市民に展示と説明 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について 岡山市より報道発表

投稿日:2025年7月13日

令和7年7月13日(日)
岡山城西の丸周辺広場整備 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分 続報3

岡山城西の丸広場アイデア募集を岡山市は行っています。その企画の一つに,「岡山城西の丸周辺広場」について,石山公園と市民会館の跡地を図解や解説文とか設計図面で明示するだけではなく,具体的な一例をレイアウト案で提示する,パースの立体模型を展示して市民に意見を聞くということを13日(日)の午前10時〜午後6時に行います。なお,展示は1日限りとなります。

展示場所は,城下交差点の地下広場です。現在検討中のレイアウト案を市民に見てもらった上でアイデアを募り,今後の設計に反映させるということです。

西から見たところ。夏は西日が強く当たります。日陰がない様子が見えます。なので,建物を辞めて,柱と屋根だけ,円形の日陰リングも提案します。駐車場へのアクセス道路は,RSKの所有地の北側を東西に通ります。市民会館跡地を平地へ造成するため,建物の容積を大きく確保することが可能となりました。なので隣の建物を圧倒して見えなくするデザイン建築も不可能ではないことになります。デザイン力が強く訴える,低予算で,木造,長期の使用に耐えるサーフェス,自由度の高い内装デザインが実現できる岡山の若い建築家を期待します。

展示するのは,旧市民会館跡地を活用した「広場ゾーン」と旧NHK岡山放送会館跡地の「駐車場ゾーン」,同時に再整備する石山公園のレイアウト案を250分の1サイズにした立体模型。植栽やベンチ,トイレの配置,斜面の安全性,夜間の監視,どのようなイベントに使用許可をするのか,といった広場整備に関する意見や要望を出してもらう模様です。

広場は、両ゾーンに加えて「修景ゾーン」となる旧内山下小グラウンドを含めた約1・4ヘクタールに整備する計画も,現在、民間事業者の意見聴取を進めていて市民のアイデアとともに2025年度中に実施する設計に反映させるという。

会場に設置されている立体パース模型によると,市民会館跡地は平地に,芝生と通路と店舗棟,樹木を植え,通路と並走する腰掛け向けの長く低い壁を設けるようです。石山公園も,同様に設定しているように見えます。工事費用は少なく,平面的な構造で,芝生で,木立は樹木を植えるだけ。花壇は設けない,バリアフリーすることは間違い無いということです。 フラグが立っているところは,市民の人が要望を書いた意見書で,飲食に時間を費やすことや人の移動に利便性を求める内容が多いようです。 そのほか,ステンドガラスや外壁タイルを再使用するリクエストの応募。市民の人たちや熱心なボランティアグループなど,多数訪れていた模様です。町内会のみなさんの意見はフラグが立ったのか不明です。

「岡山城西の丸周辺広場」を考える場合,解決不能な事象があります。これが障害になることは明らかで,広場を三つの場所へ分割する現実が見えています。それは,交通量の多い市道が二つあり,そのため三箇所の広場を分断しているためです。この市道を廃止,通路変更できれば,「岡山城西の丸周辺広場」は成立します。できない場合は,「岡山城西の丸周辺広場」は眺めるだけ,管理と掃除に明け暮れる広場となります。

そのため周辺町内会は,静かに憩うことができる公園,イベントで音響は控えて,未就学児を交えたママ友の集いは静かに,防災避難場所,飲酒集い,野宿や野良キャンプを排除したい,公序良俗を守る,安心安全が第一,夜間の安全管理,を求めるでしょう。

現地で立体パース模型を撮影するとき,南から太陽があたるので,LEDライトを点灯して南北の日当たりを再現してから撮影しています。

要望を多数あり,フラグが乱立するとパース模型が見えなくなります。

公園化の広場を分断する市道があります。歩道も少なく,交通量が多い,通り抜ける通路に多数のクルマが走ります。信号機の待ち時間が長い,一体化した公園としては成立しないというのがよくわかります。

政令市岡山の誇りと公共公園を前向きに支援する姿勢を示すには絶好の立地です。もし,建物が二階建てへ変更できるのなら,建物の構造を屋根と壁の柱だけで支える太いH鋼を使用する工法で,中の柱がない広い室内にして,2階の床荷重をしっかり確保,防音,照明などに使用可能な大容量の電源を設置,ソーラーパネル+蓄電池+災害時の無停電対応,集会場所や多目的ルームとして設けることも試案に含まれることを望みたいと思います。町内の防災倉庫を設置する,エレベータ設置,ベランダ付きイートインフロアにすることは考えていないようです。

市民や旅行者が通り過ぎるところです。留まる所ではありません。立ち寄る動機をしっかり決めることを避けると,通過点になります。公園化を安易に,音楽演奏と飲食イベント催行とか,周辺に住居していない市民の要望を寄せ集め,通り過ぎるクルマの通行を規制できない,など地域の利益を考えずに進めると,誰も愛着がない場所へ移ります。明確な目的と動機と使用目的を岡山市が明示する。曖昧な整備進行を許さない内山下地区連合町内会は,しっかりと岡山市の進め方を見守ります。


岡山市が整備を進める「岡山城西の丸周辺広場」(同市北区丸の内)全体の完成時期が当初予定から1年以上ずれ込み2030年度以降になることが5月9日に市への取材で分かった件は続報2でお伝えしています。工事を同時に進めるのではなく段階的に着工するよう工程を見直したためということです。
現時点で全体の完成時期は未定,遅ければ31年度にずれ込む可能性もある模様です。市は「工程見直しで事業費が増えることはないと考えている。今後も着実に事業を進めていきたい」としているということです。

§ 過去の資料 ▼ 【続報2】芝公園等方針案件で全体の完成時期が当初予定から1年以上ずれ込み2030年度以降になる 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について 岡山市より報道発表

§ 過去の資料 【続報】芝公園等方針案件で意見交換会 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について 岡山市より意見交換会のまとめ書類が公開される

§ 過去の資料 重要・開催日時12月19日(木)午後7時と21日(土)午前10時 / 岡山県立図書館 2階多目的ホール・芝公園等方針案件で意見交換会 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について 岡山市 追記2024/12/19・12/22

§ 過去の資料 【追記】岡山市民会館(1964年完成)令和6年3月31日で閉館が解体工事(2024年11月11日)始まる 岡山市 追記2024/11/22(重要・芝公園等方針案件で意見交換会) 追記12/22 2025/01/24

同日の午後,民間事業者に意見を聞く「サウンディング型市場調査(株式会社オリエンタルコンサルタンツ 「岡山城西の丸周辺広場ほか管理・運営事業者選定支援業務委託」受託業者)」を実施することを報道しています。市の情報公開から8日の遅延で報道発表が行われています。情報公開はすれど,市民に広く伝える努力は惜しむ姿が現実になっています。そして,広場の整備・運営には民間の資金とノウハウを生かす「パークPFI(公募設置管理制度)」を導入する方針ということです。庭園都市推進課においてはホームページに設置すれば仕事はしましたから引き続き参加事業者を呼びかけ探索して内定するまで市民公開を安易に行わないという姿勢が見えます。委託している株式会社オリエンタルコンサルタンツ の今後の動向を注視することになるでしょう。


<「岡山城西の丸周辺広場」の計画について、きっかけ、進捗スケジュール、関係者の意見などを一般論でまとめてみると,>

この計画は、旧内山下小学校、岡山市民会館跡地、NHK岡山放送局跡地を活用する公園化計画(仮称・岡山芸術創造劇場エリアマネジメント広場)とは別の、岡山城の周辺整備に関するものとして考察します。

特に意見については多様なものがあり、報道や公表資料によってニュアンスが異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

岡山城西の丸周辺広場計画について

  • 計画のきっかけ・目的
    • 岡山城の歴史的価値を再認識し、市民や観光客にとってより魅力的な空間とすることを目指す。
    • 天守閣の令和の大改修(2022年完了)に続く、岡山城周辺の魅力向上策の一環。
    • 西の丸はかつて岡山藩の政治の中心的な場所であったが、現在は樹木が生い茂り、往時の姿が分かりにくくなっているため、歴史的遺構を分かりやすく表示し、歴史を感じられる空間を創出する。
    • イベント開催や市民の憩いの場としての活用も視野に入れる。
    • 具体的な計画の始動時期としては、天守閣リニューアル後の岡山城のさらなる魅力向上の検討の中で本格化したと思われます。
  • 進捗スケジュール(推定や一般的な流れを含む)
    • 構想・基本計画策定フェーズ:
      • 専門家や市民からの意見聴取(ワークショップやアンケートなど)。
      • 歴史的資料の調査、遺構の確認調査。
      • 基本的な整備方針やデザイン案の作成。
      • (関連情報として)岡山市は「岡山城周辺の魅力向上基本計画」などを策定している可能性があり、その中で西の丸周辺の整備方針が示されていると考えられます。
    • 設計フェーズ:
      • 基本計画に基づき、詳細な設計(実施設計)を行う。
      • 必要な許認可手続きを進める。
    • 工事フェーズ:
      • 設計に基づき、整備工事を実施する。
      • 樹木の伐採や移植、園路の整備、案内板の設置などが想定されます。
    • 供用開始フェーズ:
      • 工事完了後、市民への開放。
    • 現状(2025年5月10日時点):
      • 具体的な整備計画案が示され、市民や関係者からの意見聴取が進められている段階、あるいは基本設計や実施設計に着手している段階である可能性があります。
      • 前回の質問にあった別の公園計画(旧内山下小学校跡地など)で完成期限の延期が報道されたように、こちらの計画も社会情勢や詳細検討の結果、スケジュールが見直される可能性は常にあります。最新の市の発表や報道を確認する必要があります。
  • 町内会の意見
    • 賛成・期待する意見の可能性:
      • 歴史的観光資源としての魅力向上による地域活性化への期待。
      • 整備された広場が住民の憩いの場となることへの期待。
      • イベント開催による賑わい創出。
    • 懸念・要望の可能性:
      • 工事期間中の騒音や交通への影響。
      • 整備後の維持管理体制や費用負担。
      • 既存の樹木や景観への配慮。
      • イベント開催時のマナーや騒音問題。
      • 具体的な町内会の意見については、市の説明会や公表資料、地域報道などで確認する必要があります。
  • 推進派の意見
    • 岡山城全体の歴史的価値を高め、国内外からの観光客誘致につながる。
    • 市民が歴史を学び、誇りを持てるような場となる。
    • イベントスペースとしての活用により、文化振興や地域経済の活性化に寄与する。
    • 老朽化した施設や未整備な箇所を改善し、安全で快適な空間を提供する。
    • 歴史的遺構を適切に保存・活用することで、教育的な価値も高まる。
  • 反対派・慎重派の意見
    • 歴史的景観・遺構の破壊への懸念:
      • 過度な整備や現代的な施設の導入が、歴史的な雰囲気や遺構を損なうのではないか。
      • 樹木の伐採により、長年親しまれてきた景観が変わってしまうことへの危惧。
    • 費用の問題:
      • 整備にかかる費用対効果への疑問。
      • 市の財政状況を考慮し、より優先度の高い事業があるのではないか。
    • 計画の進め方への不満:
      • 市民への説明や意見聴取が不十分である。
      • 専門家の意見が十分に反映されていないのではないか。
    • 利用方法への懸念:
      • イベント利用が主目的となり、静かに歴史を偲ぶ場としての機能が失われるのではないか。
      • 商業主義的な開発になることへの警戒。
    • 自然環境への影響:
      • 既存の生態系への影響を心配する声。

過去の記事の再掲載

「岡山城西の丸周辺広場整備に関する意見交換会」の開催 続報 2025/02/02

昨年,2024年12月19日と21日に岡山市が意見交換会を岡山県立図書館で行いました。テーマは「芝公園等方針案件で意見交換会 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について」ということで40名程度の市民や町内会のみなさんが熱心に説明を拝聴,そして質問を行ってその回答を聞きました。

この度,松浦会長(内山下地区連合町内会)より,岡山市により開かれた意見交換会のまとめを書類化したPDFファイルを拝受いたしましたので,ここに公開をいたします。

昨年には,岡山市がその意見交換会について書類を公開しています(岡山城西の丸周辺広場整備について(令和6年5月))

今年には,岡山市がその意見交換会について書類を公開しています(岡山城西の丸周辺広場整備の進め方(令和7年1月))

「岡山城西の丸周辺広場整備に関する意見交換会」の開催 その様子の記録(当ホームページ)

§内部リンク 重要・開催日時12月19日(木)午後7時と21日(土)午前10時 / 岡山県立図書館 2階多目的ホール・芝公園等方針案件で意見交換会 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について 岡山市 追記2024/12/19・12/22

 

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