▼ 【続報2】芝公園等方針案件で全体の完成時期が当初予定から1年以上ずれ込み2030年度以降になる 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について 岡山市より報道発表
投稿日:2025年5月10日
令和7年5月10日(土)
岡山城西の丸周辺広場整備 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分 続報2
報道によると,岡山市が整備を進める「岡山城西の丸周辺広場」(同市北区丸の内)全体の完成時期が当初予定から1年以上ずれ込み2030年度以降になることが5月9日に市への取材で分かった模様です。工事を同時に進めるのではなく段階的に着工するよう工程を見直したためということです。
現時点で全体の完成時期は未定,遅ければ31年度にずれ込む可能性もある模様です。市は「工程見直しで事業費が増えることはないと考えている。今後も着実に事業を進めていきたい」としているということです。
同日の午後,民間事業者に意見を聞く「サウンディング型市場調査(株式会社オリエンタルコンサルタンツ 「岡山城西の丸周辺広場ほか管理・運営事業者選定支援業務委託」受託業者)」を実施することを報道しています。市の情報公開から8日の遅延で報道発表が行われています。情報公開はすれど,市民に広く伝える努力は惜しむ姿が現実になっています。そして,広場の整備・運営には民間の資金とノウハウを生かす「パークPFI(公募設置管理制度)」を導入する方針ということです。庭園都市推進課においてはホームページに設置すれば仕事はしましたから引き続き参加事業者を呼びかけ探索して内定するまで市民公開を安易に行わないという姿勢が見えます。委託している株式会社オリエンタルコンサルタンツ の今後の動向を注視することになるでしょう。

<「岡山城西の丸周辺広場」の計画について、きっかけ、進捗スケジュール、関係者の意見などを一般論でまとめてみると,>
この計画は、旧内山下小学校、岡山市民会館跡地、NHK岡山放送局跡地を活用する公園化計画(仮称・岡山芸術創造劇場エリアマネジメント広場)とは別の、岡山城の周辺整備に関するものとして考察します。
特に意見については多様なものがあり、報道や公表資料によってニュアンスが異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
岡山城西の丸周辺広場計画について
- 計画のきっかけ・目的
- 岡山城の歴史的価値を再認識し、市民や観光客にとってより魅力的な空間とすることを目指す。
- 天守閣の令和の大改修(2022年完了)に続く、岡山城周辺の魅力向上策の一環。
- 西の丸はかつて岡山藩の政治の中心的な場所であったが、現在は樹木が生い茂り、往時の姿が分かりにくくなっているため、歴史的遺構を分かりやすく表示し、歴史を感じられる空間を創出する。
- イベント開催や市民の憩いの場としての活用も視野に入れる。
- 具体的な計画の始動時期としては、天守閣リニューアル後の岡山城のさらなる魅力向上の検討の中で本格化したと思われます。
- 進捗スケジュール(推定や一般的な流れを含む)
- 構想・基本計画策定フェーズ:
- 専門家や市民からの意見聴取(ワークショップやアンケートなど)。
- 歴史的資料の調査、遺構の確認調査。
- 基本的な整備方針やデザイン案の作成。
- (関連情報として)岡山市は「岡山城周辺の魅力向上基本計画」などを策定している可能性があり、その中で西の丸周辺の整備方針が示されていると考えられます。
- 設計フェーズ:
- 基本計画に基づき、詳細な設計(実施設計)を行う。
- 必要な許認可手続きを進める。
- 工事フェーズ:
- 設計に基づき、整備工事を実施する。
- 樹木の伐採や移植、園路の整備、案内板の設置などが想定されます。
- 供用開始フェーズ:
- 工事完了後、市民への開放。
- 現状(2025年5月10日時点):
- 具体的な整備計画案が示され、市民や関係者からの意見聴取が進められている段階、あるいは基本設計や実施設計に着手している段階である可能性があります。
- 前回の質問にあった別の公園計画(旧内山下小学校跡地など)で完成期限の延期が報道されたように、こちらの計画も社会情勢や詳細検討の結果、スケジュールが見直される可能性は常にあります。最新の市の発表や報道を確認する必要があります。
- 構想・基本計画策定フェーズ:
- 町内会の意見
- 賛成・期待する意見の可能性:
- 歴史的観光資源としての魅力向上による地域活性化への期待。
- 整備された広場が住民の憩いの場となることへの期待。
- イベント開催による賑わい創出。
- 懸念・要望の可能性:
- 工事期間中の騒音や交通への影響。
- 整備後の維持管理体制や費用負担。
- 既存の樹木や景観への配慮。
- イベント開催時のマナーや騒音問題。
- 具体的な町内会の意見については、市の説明会や公表資料、地域報道などで確認する必要があります。
- 賛成・期待する意見の可能性:
- 推進派の意見
- 岡山城全体の歴史的価値を高め、国内外からの観光客誘致につながる。
- 市民が歴史を学び、誇りを持てるような場となる。
- イベントスペースとしての活用により、文化振興や地域経済の活性化に寄与する。
- 老朽化した施設や未整備な箇所を改善し、安全で快適な空間を提供する。
- 歴史的遺構を適切に保存・活用することで、教育的な価値も高まる。
- 反対派・慎重派の意見
- 歴史的景観・遺構の破壊への懸念:
- 過度な整備や現代的な施設の導入が、歴史的な雰囲気や遺構を損なうのではないか。
- 樹木の伐採により、長年親しまれてきた景観が変わってしまうことへの危惧。
- 費用の問題:
- 整備にかかる費用対効果への疑問。
- 市の財政状況を考慮し、より優先度の高い事業があるのではないか。
- 計画の進め方への不満:
- 市民への説明や意見聴取が不十分である。
- 専門家の意見が十分に反映されていないのではないか。
- 利用方法への懸念:
- イベント利用が主目的となり、静かに歴史を偲ぶ場としての機能が失われるのではないか。
- 商業主義的な開発になることへの警戒。
- 自然環境への影響:
- 既存の生態系への影響を心配する声。
- 歴史的景観・遺構の破壊への懸念:
過去の記事の再掲載
「岡山城西の丸周辺広場整備に関する意見交換会」の開催 続報 2025/02/02
昨年,2024年12月19日と21日に岡山市が意見交換会を岡山県立図書館で行いました。テーマは「芝公園等方針案件で意見交換会 岡山市民会館跡地、旧NHK岡山放送会館跡地、旧内山下小学校跡地グラウンド部分という3か所の市有地の整備について」ということで40名程度の市民や町内会のみなさんが熱心に説明を拝聴,そして質問を行ってその回答を聞きました。
この度,松浦会長(内山下地区連合町内会)より,岡山市により開かれた意見交換会のまとめを書類化したPDFファイルを拝受いたしましたので,ここに公開をいたします。
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昨年には,岡山市がその意見交換会について書類を公開しています(岡山城西の丸周辺広場整備について(令和6年5月))。
今年には,岡山市がその意見交換会について書類を公開しています(岡山城西の丸周辺広場整備の進め方(令和7年1月))。
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岡山城西の丸広場整備に関する意見書



2025年1月岡山城西の丸広場整備の進め方
「岡山城西の丸周辺広場整備に関する意見交換会」の開催 その様子の記録(当ホームページ)
カテゴリー:おもしろ町内会めぐり 町内会の活動