岡山芸術創造劇場 ハレノワ オープンハウス 千日前

投稿日:2023年6月23日

令和5年6月23日(金)
千日前

4日は,「岡山芸術創造劇場 ハレノワ」がプレオープンを行い公開イベントで900人近い市民が集い,大劇場に大森市長ほか舞踏やダンスチームなどの披露も行われ,賑わいました。21日から26日までは,「オープンハウス」が同劇場で開かれます。建物の各階を巡ることができる催事ですから,大劇場(2階),中劇場(中2階),小劇場(地下2階)や通路とかトイレなどが見学できます。

岡山市の市民会館は1963年(昭和38年)に開館した多目的ホールです。1718席の大ホールのほかに7の会議室が備えられています。現在2023/06,岡山市北区丸之内,烏城公園の西の石山公園の隣りにあります。岡山市立市民文化ホールは,岡山市中区小橋町にあります。1976年(昭和50年)に開館しました。隣の建物の岡山市福祉文化会館に併設しています。岡山芸術創造劇場ハレノワの開館により岡山市民会館とともに2023年度末で閉館となります。その後,岡山市福祉文化会館とともに解体されることになっています。岡山市文化振興課 岡山市民会館及び岡山市立市民文化ホールに代わる新しい文化芸術施設の整備 基本計画策定までの経緯 2015/05 https://www.city.okayama.jp/shisei/0000002706.html は,岡山市のホームページへ。ここまで約9年,ようやく総費用約330億円を投入した建物と関連設備が出来上がりました。

§過去の記事 新市民会館など再開発準備組合設立を岡山市が認可 2018/01/24

§過去の記事 [新市民会館が千日前地区に決定] of 内山下地区連合町内会2016/06/02
市民会館の移転新築の流れは,2012年に市民会館(岡山市北区丸の内)と市民文化ホール(岡山市中区小橋町)を統合,後楽館中・高校跡地(岡山市北区天神町)に建替える方針を発表しました。翌年2013年に就任した大森雅夫市長は移転新築の計画地をゼロベースで再検討すると発表,移転先を協議していました。2015年7月に千日前地区のこの区域を地権者全員が100%合意の条件に達する場合は選出すると公表していました。
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2016年当時,この再開発が進むことで環境インフラ整備も進むことが期待されたのですが,路面電車の延長やバス路線とかバス停の新設で公共交通機関が再整備されるなど,どれも実現は霧散しています。表町商店街の活性化も進み,閉じている店舗も新開店するところが増える,人の流れなども増える,など期待されたのですが,現実は高齢者の散歩通路の様子に変化がない模様です。


報道によると,新岡山市民会館「岡山芸術創造劇場ハレノワ」を核として店舗やオフィス,集合住宅を備える再開発ビル「ハレミライ千日前」(北区表町・千日前)の竣工(しゅんこう)式が2023年3月13日,ハレノワ地下2階小劇場で行われ,完成を関係者約110人が祝いました。人通りが少なくなっていた千日前地区を活性化させようと,地権者でつくる再開発組合を結成。2019年12月に着工,2022年末に完成。総事業費は約330億円。ハレノワ部分は市が約241億円で取得した模様です。ハレノワが入る7階建てのホール棟,84戸の住宅やオフィスが入る20階建ての事業棟があり,両棟は屋根付き広場「千日前スクエア」で結ばれています。延べ床面積は約3万9400平方メートル。再開発組合の難波正治理事長,大森雅夫市長らが玉串をささげた様子を伝えています。オフィスには既に事業所が入り,住宅は3月に入居が始まるということです。ハレノワは2023年6月4日にプレオープン,9月1日にグランドオープンを迎えます。店舗スペースは,カフェやベーカリー,コンビニが開店する予定です。(2023年02月13日)


練習場,舞台裏や楽屋やミキサー室とか照明装置や各種機械室などの設備を見学するツアーは見当たらないのが残念でした。

それから,大劇場ではオペラ公演を行うのですがオーケストラピットが見当たらないのです。座席の最前列から何列目か後ろのあたりまでよく観察すると,座席が特殊な車輪付きになっているのが見えます。床に固定しているネジを外してホイールが補助輪としたら,座席は倉庫へ移せるのでここがオーケストラ団員の演奏場所になるのかなと思いました。都合によっては舞台の延長とか客席前の床で演じることもできるのかな。歌舞伎公演も行うようですから。

報道によると,オープンハウスはハレノワを運営する公益財団法人岡山文化芸術創造が主催。各日午前10時~正午と午後2時~4時半(22日は午前のみ)の2部制にしている。無料で事前申し込み不要。問い合わせはハレノワの施設利用担当(086―201―8016)ということです。市民の皆さんは出来栄えが良いことを話し人が多く,ぜひ利用したい,演劇を見たい,演奏会を楽しみにしているなどの声も多い模様です。

意外に気になるトイレですけど,広くないようです。待ち人で行列ができで席に戻る人が通り抜ける通路も同じ廊下のようで,路幅が狭いです。安全管理では,手荷物預かりのクローク設備は海外の劇場は常設です。しかし,この劇場にはあるのかどうかよくわかりません。手荷物やバッグやスマホは劇場内に持ち込まないのが国際的に見て常識と思うのですけど。

小劇場は地下2階,エレベーターを使用する移動方法になるようです。エレベータを使用する人の行列がいつまでも続く様子が見えました。階段もあるのですけど今回は使用できない模様でした。建物内にスロープ通路はあるのかどうかよくわかりません。バリアフリーとLGBTの対応は未熟かなという印象でした。

視力が低下しているWeb管理人は,劇場内で移動するのが不自由なところを多く感じて,通路は曲がり角が多い,瞬間通路や人溜り場所が狭い,手すりや手で握るところが丸くない上によく見える色彩を使わない,段差が多い,階段幅が狭く床と壁のコントラストにわかりづらい,あらゆるところに看板が立つ,飾り物が人溜りに展示している,人混みのところは接触することが多くなる,など大変疲労を感じています。インテリアがセンス良くない印象です。

聴力も低下しているので,テクニカルデモンストレーションが大劇場で披露された数分間,英国のPOPバンドのQueenのフレディの歌声をBGMに使用した音響を聴くことになるから席の位置は後方へ,ミキシングオペレータのデスク前にしました。なので大音量を流す劇場内でも耳の負担はかけすぎることなくデシベルも高すぎることなく過ごすことができました。もし今回よりも音量が大きい場合はデシベルが80dbを終えてしまうと視聴をやめて退場するかもしれません。再生音質は並のように感じます,PA音なので原音の再現ではないです。しかし,この音質はまだ調整ができていないと考えました。デモンストレーションを披露するのに,劇場の特質が音で表現できない,照明の変化と可動で感動が湧かない,音と光のショーはフレディの歌声だけ,できあがりの完成度がこれくらいだったというのは惜しいところです。

劇場を利用したい場合は,まずホームページの記述を読み,手順に沿って進むようです。舞台で表現する内容が二つに分類されますから,諸手続きはスケジュール進行もそれぞれ違います。文化芸術の振興のものと文化芸術の振興以外のもの(一般利用)に仕分けされます。

9月1日がオープンです。すでに同建物の利用は始まっていますのでオープン前の劇場を使用する催事はワークショップとかプレ事業と呼ばれます。チケット購入などは,まずホームページの記述を読みましょう。

§外部リンク 岡山市文化振興課 岡山市民会館及び岡山市立市民文化ホールに代わる新しい文化芸術施設の整備 基本計画策定までの経緯 2015/05 https://www.city.okayama.jp/shisei/0000002706.html

§外部リンク 岡山芸術創造劇場 https://okayama-pat.jp/

§外部リンク 岡山芸術創造劇場Okayama Performing Arts Theatre(YouTube) https://www.youtube.com/channel/UCaRqh0ZIAOUuN3x-JOS7AyQ

§外部リンク 岡山市公式Youtubeチャンネル 岡山市「桃太郎のまち岡山」 https://www.youtube.com/@user-eq7yb4tc2j

カテゴリー:おもしろ町内会めぐり

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