鯉山サロン吉備津むかしむかし

投稿日:2019年7月12日

毎回大人気の郷土史シリーズです。今回は坂田富司さんを講師に吉備の中山を中心としたお話を伺いました。
まるで吉備の中山ツアーといった感じで、スタートは向畑の一里塚。参道の松並木を抜けて対岸の福田海へ。備前・備中境目の十二ヵ郷用水に関した水利権。天柱岩のいわれ。不滅の燈明。鼻ぐり塚。丸木橋。ほら貝の井戸。大納言藤原成親卿のお墓。八畳岩・鏡岩。観天望気(先人が気象状況を肌で感じ経験をとおして生活に生かすこと。)では、日差山がポイント。吉備の国見岳に雷雲がかかると吉備津に稲光が・・・。稲光は雷神!注連のしめ縄はたなびく雲を、紙垂は稲妻を表現。
いよいよ御陵へ。参拝時二拍手の音が地上より高くなり「雉の高鳴き」といわれるそう。また、気温も5度は違うそうです。拝所では磁場が強く時計が3年くらいしか持たないとのこと。手入れの時には神木への敬意をはらい海と山の鉞を水・酒・米とともに根本にお供えし祈りを捧げてから作業されるそうです。
たぬきも蜂も蛇もお友達。ストーンサークルあり、葺石あり、埴輪あり。その他いろいろと不思議な現象があるそうです。
あっという間の1時間半。みなさん私語は一切なし。すごい集中力。古代から近世まで継続した歴史にあふれる地はそうそうないでしょう。すごいところですね。吉備津は・・・。坂田先生。ありがとうございました。

カテゴリー:トピックス

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