内山下小学校を耐震診断へ
平成25年5月23日 木曜日
岡山市事業政策課
岡山城の西域,西の丸にある内山下小学校は1933年(昭和8年)に建てられた鉄筋コンクリート3階の校舎です。今から80年前,木造建築の校舎でしたが当時は高価だったコンクリートを使用して立て替えられました。中心市街地に暮らす人々はこの小学校に学び巣立ちました。そして68年が経過した2001年(平成13年)3月に閉校,児童数が減少,周辺の小学校も閉校,統合されました。
内山下小学校の校舎は延べ2300平米程度,体育館は450平米程度です。これらの建物を耐震診断する準備にとりかかります。耐震診断とは,柱の太さや鉄筋の配置,建物構造を非破壊調査,強度の算出を行い,現行の耐震基準に照合させるための補強が可能か調べます。その依頼を始める模様です。
岡山市は岡山城周辺の魅力アップを目的に,都心創生事業の指針となる構想を策定する作業を進めています。対象となる地域は岡山城天守閣やその一帯の150000平米,岡山城主要部として考えている模様です。作業を進める基礎となる2013年度の事業費予算が2300万円,含まれる施設は内山下小学校(耐震診断),NHK岡山放送会館跡地(活用策),市民会館(活用策)となります。
建物は閉校後も使用され続けています。そのため入り口や窓は開閉できますから鍵の管理は行われ,岡山県小学校長会事務局,NPO組織,地域の人々,学生の体育活動,公共イベント,防災訓練,芸術アート展示場などに活用されています。
防災訓練の様子(内山下小学校)
防災訓練 2012/11/4
防災訓練 2012/11/4