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ニューストピックス(2012年12月16日)
楽しかったもちつき体験
主催 : 富山の自然を楽しむ会・富山公民館
12月16日(日)10時前、富山公民館に57名の皆さんが餅つきに集まりました。参加者は、幼児5名・小学生21名・大人9名、それに下ごしらえをして下さる笑美の会の方4名・ボラティアの中学生10名と自然を楽しむ会スタッフ8名の皆さんです。
笑美の会の皆さんは、前日から餅をつく準備をしてくださいました。
初めに、美術工芸室で代表の實村さんより、お世話になる笑美の会と中学生の紹介がありました。
いよいよ餅つきの始まりです。料理講座室では、5台の餅つき機を使って餅米を蒸します。餅つき機から湯気が上がり餅つき準備オッケーです。
ロビー南のテラスには、きれいに洗われた臼が薄く並べられた稲わらの上に用意されています。この臼は、出村の湯浅さんに提供していただいた貴重なものです。餅つき機から移された湯気の出る餅米を、先ずスタッフがこねます。そして、いよいよ餅つきです。順番につきました。希望者全員がついても、まだまだ餅米が蒸されています。
つき上がった餅は、再び料理講座室に運ばれます。適当な大きさに分けられた餅を子どもたちが丸めます。
中学生(女子)は、丸められた餅を笑美の会の皆さんの指導で「あんこ餅ときなこ餅」に加工して大皿に盛りつけます。
盛りつけられた餅を、手の空いた人から順次美術工芸室でいただきました。
5つのお餅を食べ切れない人もいましたが、多くの子どもたちはおいしそうに完食しました。
食べている間も、蒸し上がる餅米を中学生が、難波教頭先生の「きなどり」で1,2,3,と声かけをしながらつきました。全部で7臼つきました。
残りは餅つき機で餅にして30kgの餅つきを終えました。
お餅で腹一杯になったところで、お土産のお餅をもらって帰りました。
子どもたちは、とても楽しかったようで「来年もまた来たい」とか、「餅つきで『きね』を高く振り上げて餅に命中させるのが難しかったけど面白かった」等と、目を輝かせて話してくれました。
使った臼をコミュニティハウスへ運びます。中学生6人でもなかなか持ち上がらない大きな臼です。いろいろと工夫しながら力を合わせて見事軽トラに載せることができました。さすがです。
料理講座室では、最後まで残って手伝いをしてくれた小学生もいて、笑美の会の人たちを感心させていました。
(文・写真:中村)
地域応援人づくり講座「南海トラフ巨大地震の新たな想定と岡山への影響」が開かれました。
12月16日(日)午後、富山公民館で標記の講演会が開かれました。
これは、岡山市安全・安心ネットワーク推進室の主宰する「地域応援人づくり」事業の一環で、富山学区安全・安心ネットワーク協議会、同 連合町内会、富山公民館の共催で3回シリーズで開講されるカリキュラムのうち、今日が初回講座でした。
会場には、学区内の各町内会長、各種団体の代表者、幼・小・中の園校長をはじめ、所在の事業所からも役職者2名、その他一般の住民15名の合計57名が参加しました。
講師は、岡山理科大学の西村敬一教授(地震学)で、分かりやすいパワーポイント映像を併用しながら、昨今とみに取り沙汰されている南海トラフ震源域やこれに起因する巨大地震のマグニチュードと先の東日本大震災時のそれとの比較、津波の発生と地震の係わり、地震により液状化しやすい地盤及び崩落の危険性をはらむ操山丘陵について富山学区内及びその周辺地理を例示しての学術的考察、最大津波高と浸水深の概念、更には襲来する水深50cm程度の津波のインパクトには大の大人でも足元を掬われる迫真動画の展示など地域に密着した被害想定が切々と語られ、聴衆一同は熱心に聴き入っていました。
おわりに、講師から「お見受けするところ、地域防災の先頭に立って地域をリードする方々は高齢者が主力のようだ」「これからは子どもたちと、すなわち学校園や保護者世代と共に考え、行動する防災訓練が望ましい」との推奨があり、2時間10数分に及ぶ有意義な講演会は閉会となりました。
このシリーズ講座の続きは、次のように予定されています。
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第2回 「自分にできる防災対策」(岡山市消防局危機管理課)
平成25年1月20日(日) 13:30〜15:30 富山公民館 無料【関連ページ】 ニューストピックス(2013年1月20日)
第3回 「地域ぐるみでの防災対策〜図上訓練(DIG)」(国土交通省中国地方整備局)
平成25年2月10日(日) 13:30〜16:30 富山公民館 無料【関連ページ】 ニューストピックス(2013年2月10日)
<3回すべてに出席すると「修了証」が交付されます>
(文:小野田、写真:薄)