表町商店街に点字ブロック仮設で社会実験【期間限定】 下之町・中之町

投稿日:2022年10月17日

令和4年10月17日(月)
下之町・中之町

期間限定で社会実験 商店街アーケード通路に点字ブロック仮設

表町商店街の二町内が協力して仮設テープを貼った様子

表町商店街に点字ブロックは設置をしていないということで,岡山市では視覚障害者のための点字ブロック設置に向けた社会実験を始めました。実験期間中は仮設置なので粘着テープを路面に貼ります。同時に通行人に告知する看板の設置も行います。その看板には,こうしてはいけないということが多く書かれているようです。移動の自由に制限がかかり始めているようです。

仮設置した距離は約360メートル,路面に張り付けたテープの色が黄色は点字ブロックの幅,緑は搬入車両やその他車両が侵入することがないように注意を促す境界線です。

二年ほど前から視覚障害者団体などから設置を要望されており岡山市や商店街で話し合いを進めていた模様です。商店街は季節のイベントなど,アーケード通路に洋装品ハンガーや販売ゴンドラや飲食テーブルとか休憩椅子,店舗の商品を置くということが常態化しています。10月17日から11月13日までの期間,通常時とイベント時の課題をどのように取り上げるのか注目されます。

点字ブロックが設置されると,自転車は乗ったまま走り去ることが禁止されます。店舗什器を店外へせり出すことも,休憩用テーブルや椅子の設置も,路地に置く看板なども制限がかかるようになります。さらに,路面の破損が頻繁に生じているので補修のたびに点字ブロックも交換するケースが増えます。自転車の駐輪を気軽に路肩へすることもできなくなります。かかる費用が増える,禁止を呼びかける手間がかかる,それらの対応はシャッター通りになっている商店街には困ることにもなりかねません。なので今までこの案件は立ち上がることはなかったということになるでしょう。

岡山市道路計画課は,令和5年(2023年)以降の設置を検討中。商店街のアーケード通路を利用する通りすがりの歩行者,自転車,搬入車,セニアカー,ほか違法な電気自転車や電動キックボードなど,点字ブロック設置に賛成と反対の意見が分かれる,通行人が分断する起因にもなります。そのため商店街により,設置賛成に向かない地域と設置賛成の地域にも分断が生じる起因にもなる可能性が高くなります。視覚障害者団体が地域の意見分断の起因を持ち上げることにもなります。視覚障害者同士の接触事故については報道では何も告知はなく,対物品や対設置品とか対人などの接触事故には報道が見えます。今後の動向が注目です。

カテゴリー:おもしろ町内会めぐり

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