海吉ダイヤモンドクラブの調理実習と会食

投稿日:2018年2月7日

海吉ダイヤモンドクラブ(出村町内会老人クラブ。中村清司会長)では、2月4日、富山公民館で調理実習を行い、でき上がった昼食をみんなで会食しました。

同クラブでは、今までにも「おいしいコーヒーのいれ方」「わらび餅づくり」「水餃子づくりと会食」など、特技の修得と体験・親睦を兼ねて楽しい講座を開いてきました。

今回は、「茶碗蒸し」「かやく鶏めし」「五色生酢」をメインに、会員の毛野治夫さん(上方仕込みのプロの板前さん)の綿密な計画と懇切な指導のもと、A4判にびっしり4枚にわたるレシピを片手に、シニア会員たちは大奮闘しました。

初日の買い物を振り出しに、前日には中村会長、毛野講師、それに選抜6名のリーダー役の女性会員がコミュニティハウスに集まり、午後いっぱいかけて材料の準備をしました。

準備作業のため前日から精出す女性群

 

36人分を作るということで、例えば茶碗蒸しでは、鶏肉、焼穴子、エビ、ユリ根、焼き蒲鉾、ギンナン、干し椎茸、三つ葉などを切ったり刻んだり皮をむいたり茹でたりして、6個テーブル分をそれぞれにパック詰めしました。

また、かやく鶏めし用として、牛蒡、人参、こんにゃく、油揚げ、干し椎茸を細かく切り、ゴマ油でさっと炒めたのへ調剤した特製のだし汁をかけ、軽く加熱して2升6合分の材料を整えました。

また、別に鶏肉も味付けして翌日の本番に備えました。

翌日は、いよいよ調理の仕上げと会食の本番です。

本番当日、最後の仕上げを指導する毛野講師

 

午前9時30分には前日のメンバーが公民館に集まり、手筈に従って炊飯の準備や五色生酢づくりに奮闘開始です。

五色生酢は前日刻んでおいた大根と人参に胡瓜が加わり、それぞれを淡い塩水に漬けてしんなりさせ、やや置いてからきつく絞ってボウルに入れる。それに、前日焼いておいた薄焼き卵や、ミョウガ、蟹蒲を添えて合わせ酢で下味を付け、軽く絞って(酢洗い)盛り付けをします。これに柚子の皮を下ろしがねで下ろし、生酢にかけて風味を演出です。

三々五々集まってきた会員たちもエプロンにバンタナ姿で漬物を切ったり、フルーツを盛りつけたり、ユリ根をきれいに洗ったりするうちに茶碗蒸しの過熱準備も整い、やがてかやく鶏めしも炊きあがって会食準備も大詰めです。

参加者みんなで食器や箸、スプーン、湯のみを準備し、正午ちょうどに会食準備が整いました。

会食に先立ち中村会長が、「毛野さんには大変お世話になりました。また、前日の下拵えから当日の調理までお手伝い頂いた6人のリーダーさんたちの労を多とします」と挨拶、毛野調理長も、「皆さんのご協力があったればこそです」と受けて、会食に移りました。

会食に先だって挨拶する中村清司会長

 

毛野さんからは、自宅で特別に調理した穴子巻きが添えられ、会員一同異口同音に「プロの味だ」「おいしい」との声があがっていました。

和やかに会食を楽しむ海吉ダイヤモンドクラブ

 

中村会長は、「今回のような大規模な料理はなかなか大変ですが、次回は「祭り寿司」でも作りましょうか」と、早くも次の構想を温めているようでした。

和やかな会食にみんな満腹・満足し、みんなで後片付けをして、午後1時前に散会となりました。

以下に、調理の段階ごとの経過の一部をクローズアップで紹介します。

(文・写真:小野田)

かやく鶏めし・五色生酢用の人参を刻む。

かやく鶏めしに入れるこんにゃくの短冊切り

五色生酢を彩る薄焼き卵。これを短冊に切る。

かやく鶏めしの具材を軽く加熱する。

茶碗蒸しに使うエビの皮をむき、背ワタをとる。

かやく鶏めしと茶碗蒸しに使う鶏肉を細かく切る。

白焼きし、2回ほどタレをつけて焼いた穴子を切る。

水で戻した干し椎茸を切る。かやくめし用は千切り

茶碗蒸し用のユリ根はばらして洗い、きれいに。

パック詰めされた6人前の茶碗蒸し材料

盛り付けられたカラフルな五色生酢

具材の入った茶わん蒸し容器にだし卵汁を注ぐ。

蒸篭(せいろ)の中で加熱される茶碗蒸し

炊き上がったご飯とかやくをまぜる。

穴子巻き、かやく鶏めし、五色生酢、フルーツ。
これに茶碗蒸しが付いて本日の1人前

 

カテゴリー:ニューストピックス

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