大師堂の上敷きの表替え
投稿日:2022年12月6日
12月6日午前9時から、好天にも恵まれて丸端の大師堂の大掃除をしました。この作業奉仕に参加したのは「出村大師堂・地蔵堂奉賛会」所縁の有志9名です。
メインテーマは「上敷きの表替え」(8畳の間に敷き詰められた畳表(たたみおもて)製のゴザの裏表をひっくり返して敷き直す作業)です。
まず、お堂内にある戸棚、座布団、祭祀用具等のすべてを屋外に搬出する仕事からスタートしました。堂前の広場に敷いたブルーシートの上は、見る見るうちにお堂の収蔵物でいっぱいになり、10数枚の座布団も太陽の光をうけて気持ちよさそうでした。
次は上敷きを引き剥がし、これも戸外に広げて光と風に当てる間にお堂内の掃除です。
床面を掃除するうちに、予定になかった祭壇、それに額装や照明具の清拭にまで手を回し、文字通り年末の大掃除となりました。
戸外の大小の搬出物もきれいに拭い、上敷きも清拭していよいよ堂内に敷きつめる段どりです。
この上敷きは、平成11年(1999年)に新調して以来23年ぶりの表替えですが、下になっていた側は青畳のままで、お堂はにわかに新畳(しんだたみ)の装いです。
上敷きの要所を鋲で止め、搬出物を堂内に復元して最後の仕上げをする間に、2~3のご婦人はお地蔵さんの衣装(赤い頭巾や前垂れなど)を新しいものに着せ替え、こちらも迎春準備が進んでいます。
11時30分頃にはすべての作業が無事終了し、すっかりきれいになった大師堂やお地蔵様にはきっと素敵な春がきてほしい・・・、そんな思いで今日の奉仕を終えました。
(文・写真:小野田)
カテゴリー:ニューストピックス