いきいきサロン木曜会の解散行事
投稿日:2022年3月16日
3月10日午後、海吉出村町内会公会堂で「木曜会解散行事」が行われました。
木曜会は、岡山市の高齢者保健福祉事業の一環として1995年(平成7年)に創設され、延べ70人の会員を擁しながら、歴代会長の下13年間にわたって活動をしてきましが、会員の高齢化に加えコロナ禍もあって会員数は漸減し、今年度当初現在では27名という状況でした。
高齢者の社会参加と「出会い、触れ合い、語り合い」の場としてプログラム形式(年間を通じ毎回テーマを決めて、季節行事、勉強会、細工・もの作り、ゲーム、音楽・演芸、部内外の食事会、小旅行などを行う)で毎月第2木曜日の午後に例会を開いてきましたが、これには会長以下企画担当役員のリーダーシップと周到な事前調整や準備、それに広報・案内等多くの時間と労力、それに機動力を必要とし、若手ボランティアの協力は必須の要件でした。
一部のボランティアさんには熱心な協力をいただき頭の下がる思いでしたが、近年は会長以下執行部をはじめ会員の高齢化が目に見えて進み、後継者の出現が鶴首されたものの遂に人脈も尽き、残念かつ淋しいことですが解散という日を迎えることになりました。
町内会長の挨拶に続いて、町内会務に功労のあった会員に対する町内会長表彰状が三島木曜会会長に授与され、三島会長からも3人の会員に感謝状が贈られました。
この日、最後の例会に集まった町内会長、ボランティアの民生委員等28名の参加者は、特別出演を申し出てくれた「海吉出村町内会民踊を楽しむ会」のメンバーが演舞する「実直節」「松前桜音頭」を楽しみ、暫時心和む思いでした。
次いで、この会を立ち上げ、また幕引き行事にも立ち会うことになった小野田顧問による「思い出のアルバム」は、105枚の行事写真をパワーポイントにより次々にスクリーンに映し出される思い出の数々をケーキと紅茶をいただきながら、13年間の来し方を偲び行く末を思う意義あるひとときを共有することができました。
木曜会の会員27名中の16名は、同じ出村町内会の老人クラブ(海吉ダイヤモンドクラブ)にも所属していて、依然「社会参加」の途(みち)は閉ざされないのですが、あとの9名のうちの大半はこの際老人クラブへの合流を決定(又は、検討中)していて、今後とも地域の高齢者と手を携えて余生を楽しむことになっています。
「ありがとう」「ほんとうにお世話になりました」そんな声に一抹の淋しさを秘めながらも、2時間余の解散行事を無事に終えた会員たちは、すっかり春の装いとなった中を記念品を手にして家路につきました。
(文・写真:小野田)
カテゴリー:ニューストピックス