海吉出村町内会老人クラブの地域研修会

投稿日:2020年8月16日

海吉出村町内会の老人クラブ「海吉ダイヤモンドクラブ」(伊藤侑雄会長)と高齢者いきいきサロン「木曜会」(三島 脩会長)では、8月13日の午後1時から共催で出村公会堂で勉強会を行いました。

講師は町内会相談役で両クラブ・サロンの会員でもある小野田利正氏が担当し、「でむら水ものがたり」と題した日頃の生活に密接した「水」の話をしていただきました。

百間川堤防は切れないか・・・、講演する小野田氏

猛暑日の午後で、会場内は外気温とあまり変わらない状態でしたが、対コロナ対策で窓は解放して4台の換気扇をフル回転し、大型扇風機でエアコンの風を会場内に循環させるなどの懸命な対応で苦境を凌ぎながら、当地の民生児童委員3名を含む38名の参加者たちは団扇やセンスを片手に熱心聴講していました。

講話は、写真とイラストを多用した合計164スライドのパワーポイントのスクリーン映写によるビジュアルなもので、主な内容は次のようなものでした。

  • 水にまつわる諺や言い回し
  • 出村用水はどこから流れてくる?
  • 源流を訪ねる紙上の旅と解説
  • 用水の役割と変遷
  • 富山学区のハザードマップを見てみよう
  • 雨の態様と雨量の概念
  • 降雨(降った雨)をどうさばく?
  • 百間川堤防は大丈夫か(いままで、いつ・どこが切れた?)
  • 家屋の大敵「湿気」を考える
  • 時代と環境に即応した利水と治水のあり方(水田のない住宅地の用水管理は50年前と同じでよいのか?!)

講話終了後、会場からは「土地に密着した話なのに初めて多くのことを知った」「大学の先生では聞くことのできない数々の知見に接することができ有意義だった」などの声が聞かれました。

私たちは、この地に住む者としてもっともっと地域の歴史や文化を知りたいものだと思いました。

(文・写真:三島)

カテゴリー:ニューストピックス

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