木曜会の折り紙細工

投稿日:2019年9月13日

9月12日午後、町内会高齢者いきいきサロン木曜会は海吉出村公会堂において9月の定例会を開きました。同会は年度初めに毎月の行事内容を決めて活動していますが、9月は「折り紙細工」です。

折り紙と言っても簡単なものから芸術作品並みのものまであるようですが、会員の岡本さんや白岩さんなどが参加者の年齢や習熟度、それに概ね2時間以内に完成するという条件を勘案して“作品”を決めますが、今回は「プリーツ模様の扇(これが背景になります)に舞う2羽のツル」という難題です。

背景(扇)とツルを別々に折って、ツルを糊で留める・・・のなら簡単ですが、今回は「1枚の紙を使った折り紙細工で(鋏や糊を使わず)背景と2羽のツルを創出する」のがミソです。

出席者27名は5つのグループに分かれて着席し、要所要所には事前に3回にわたって特訓を受けた6人のMKJ(三島会長の命名で「海吉のきれいな女性たち」と言う尊称だそうです)が配置し、岡本講師がマイクをもっていよいよ作品作りの開始です。

女性会員の手ほどきでツルを折る男性会員

とは言っても「ツルを折ったことがない」ご仁も少なからずいることから、まずは単体でツルの折り紙づくりから始めました。

「カラスのようなツルができたよ」と自嘲の笑みを浮かべる男性会員もいましたが、続けてもう1羽のツルが折り上がるころにはなんとか恰好がつくようになりました。

さぁ、いよいよ折り紙細工の本番です。はじめにツルの部分を途中まで折り進み、扇のプリーツ(ひだ)づくりに移行しました。ツルになる部分が両脇に繋がっていてプリーツ作りも一苦労でしたが、講師や助手の先生(MKJ)たちの懇切な指導よろしきを得て、なんとか完成の姿をイメージできる域にまで折り進むことができました。

作品を手に誇らしげな面々

ここで、予告のあった公民館の地域担当職員の中山さんがおいでになり、「このような機会にお邪魔して、学区の高齢者の皆さんにお伝えしています」と、“シニアらいふ情報“(各種講座や集いの紹介)や“警戒レベルと避難”についてショートレクチャーがありました。

富山公民館による「シニアらいふ情報」の紹介

それを契機に休憩に移り、美味しいケーキとコーヒーで歓談するうちにも、その目は時おり完成半ばの折り紙に注がれ、扇に群れ飛ぶツルの姿を想い描いているようでした。

美味しいケーキとコーヒータイム

折り紙細工も佳境に入り、やがてでき上がった作品を台座(加工した紙コップ)に取付けて『世界に一つ』だけの作品を愛おしく見つめる姿があちこちで見受けられました。

折り紙細工作品の一例

「今度は、ツルと扇の色を変えたのを作ってみよう」と意欲を燃やす人もいて、折り紙作りの例会は楽しくお開きとなりました。

(文・写真:小野田)

カテゴリー:ニューストピックス

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