ダイヤモンドクラブの祭り寿司作りと会食

投稿日:2019年2月5日

海吉出村町内会の老人クラブ=海吉ダイヤモンドクラブ(伊藤郁雄会長)では、2月3日午前11:30から富山公民館において年度事業計画に基づく「祭り寿司作りと会食」を行いました。

今までにも、美味しいコーヒーのいれ方、わらび餅づくりなどの講座を開き、昨年は「茶碗蒸し・五目鶏めし」などを作って会食しましたが、今日はそれに次ぐ会員の自作料理による昼食会です。

前日には、午後から富山コミュニティハウスに毛野治夫講師(海吉ダイヤモンドクラブのイベント担当副会長で、関西で長年の板さん経験を持つ)以下10名(男性3人、女性7人)の基幹要員が集まり、祭り寿司作りの下準備が行われました。

調理開始前のミーティング

レシピによると、いわゆる具材は魚貝類が5種類、野菜・卵・海藻・乾物類が11種類という豪華版ですが、これらをすべて寿司めしに混ぜ込むのではなく、「同じ具材(例えば筍や焼き穴子)でも寿司に混ぜ込むものと形を残して寿司山に貼り付けるもの、また、その両方に使うものがある。寿司めしに混ぜ込む具材は、口触りがいいようになるべく細かく刻むこと」などとする毛野講師の懇切な指導の下、全員が切ったり刻んだり、削ったり絞ったり、はたまた焼いたり煮込んだりと、明日の美味しい仕上がりを夢みながら夕方5時ごろまで大奮闘しました。

寿司の色どり(蓮根の薄切り)

煮炊きと味付けの済んだ具材は、会食本番が行われる公民館での会食構想(6テーブル)に合わせて6つに分けてパックされました。明日炊飯する寿司めしは6つの寿司桶(おけ)に取り分け、この中に前日でき上がった具材を混ぜ込んで、形のある具(焼き穴子、海老、酢魚、藻貝、筍、高野豆腐、絹さや、蓮根、椎茸、金糸たまご、紅生姜)は最後に寿司山に(装飾的に)配置して完成・・・という段取りのようです。(具材の表記は、毛野講師のレシピに倣いました)

6組に分けてパックされた装飾用の具材一式

さて2月3日、祭り寿司会食の本番当日です。午前10時過ぎには昨日と同じメンバー+αが富山公民館に集まり、約40人分を作るということで、一部の役員は朝9時過ぎから調理実習室で2升5合の炊飯を始め、昨日調理した寿司の具材を6つのテーブルに分配したり、デザートや食器類を配置したりする作業などが行われました。

10時過ぎにはご飯が炊き上がり、これを手筈どおり6つの寿司桶に分けて、まずは寿司めし作りです。立ち上る湯気をうちわで扇(あお)いで冷ましながら調合した寿司酢を混ぜ込むと、やがて調理室には食欲をそそる甘酸っぱい香りが漂います。

炊き上がったご飯を寿司桶に配分

次は、前日調理済みの千切りにした野菜等を寿司めしに混ぜ込みます。「最初に細切りした焼き穴子を入れてよくご飯と混ぜる。藻貝はいま入れるんじゃない!」などと、毛野講師の声が飛びます。

寿司桶で具材の混ぜ込みが終わった祭り寿司の上には前述の装飾用の形ある具材がカラフルに並べられ、ここでも毛野講師から「色彩りや配列の良しあしは皆さんのセンスにかかっている!」と激励の声が飛び、並行してお吸い物や漬物の準備が進められ、お茶の用意もできていよいよ開宴間近です。

祭り寿司に彩りをそえる。

11時30分が近づく頃には参加者が逐次入室してきて、それぞれの指定テーブルに6人ずつ着席しましたが、あちこちから「わぁ、きれい」「美味しそう!」の声が上がります。
デザートやお茶、それに毛野講師自家製の漬物も卓上に並び、吸い物の鍋からも湯気が立っています。

予定の37人が揃い、いよいよ会食のスタートです。
伊藤会長の開会挨拶に続き、毛野講師から「今日は節分で、世間では巻き寿司が主役ですが、私たちは祭り寿司を作ってみました」などとお話があり、各テーブルごと寿司桶から中皿に寿司を装い、順次会食が開始されました。

お皿への盛り付け

寿司桶1つ分の祭り寿司は6人では食べきれず、希望者はパックに詰めて持ち帰っていましたが、異口同音に聞かれたのは「おいしかった」「さすがはプロの味」「来年も計画して」という称賛と感謝の言葉でした。

参加者全員で試食・会食中

さはされど、前々日からの買い物や事前準備作業があればこそ当日11:30集合で会食ができたわけで、講師以下基幹要員のみなさんのご苦労に心から感謝したいと思います。

みんなで後片付けをして、午後1時ごろには無時解散しました。

(文・写真:小野田)

カテゴリー:ニューストピックス

SNS
検索
ページトップ