海吉出村カラオケ同好会の歌い初め
投稿日:2017年1月20日
1月19日午後、出村カラオケ同好会の平成29年初例会が富山コミュニティハウスで開かれ、21名の会員が出席しました。
この同好会は海吉ダイヤモンドクラブの中村会長の提唱により立ち上げられ、平成25年11月21日に富山コミュニティハウスの会議室で第1回例会が行われ、以来毎月第3木曜日の午後1時からを例会と定め、早や3年以上にわたって楽しい歌唱発表の集いを重ねてきました。
構成員は、昭和3年生まれから同20年生まれまでの平均年齢約79歳の海吉ダイヤモンドクラブの会員25名(男性16名、女性9名)で、同クラブの約半数を占めています。
会の運営は、会費(出席者1人200円/1回)制で独立採算制としていて、世話役は海吉ダイヤモンドクラブのイベント担当毛野副会長(毎月のリクエスト曲の申込み用紙の配布~回収)、大西会計担当幹事のほか、音響・映像係として小野田、伊藤、湯浅の3会員がレーザーディスク、DVD等から約2200曲、それにインターネットからの応需音源を駆使して、「ない曲がない」ほどにカラオケの映像と音響を大型スクリーンと大迫力スピーカーで提供しています。
3年もやっていると持ち歌が枯渇してしまいそうなものですが、さすが歌好きの集まりとあって、(何カ月か置きに同じ曲を歌う人もたしかにいますが)毎回新しい曲を歌う人も多数いて、そのレパートリーの広さ・多さには敬服させられます。
会場は喫茶室風に設えられ、4つの島に作られたテーブルの上には音源別~曲名の五十音順に編集された当日の「リクエスト曲一覧表」が置かれていて、歌い手たちは順次ステージに進んでマイクをとって歌い継いで行きます。
会場設営や撤収、茶菓の買い出しや接待、足の不自由な会員のマイカーによる送迎など、すべての会員が「自主管理・自主運営」の精神を発揮して円滑な会の運営に寄与しています。
また、茶菓子やお茶、やがて会のなかば頃ともなるとコーヒーが配られ、さながらカラオケ喫茶ムードのなかで、会員たちは流れる歌声にしばし回顧と郷愁、愛とロマンの世界に浸るのです。
歌い手のキャラは様々で、女性歌手の歌しかやらない巨漢の初老男子、スクリーンの字幕表示に1行近く遅れながらも陶然として歌い、「この器械は伴奏が合うとらんなぁ」とのたまうマイペースおばあちゃん、かなりひどい節モゲでみごとな「編曲」ぶり(?)を披露するド根性おじいちゃん、「あの顔でなんと甘い声♡」との評価を受け、喜こぶべきか悲しむべきかをひとり悩む高齢紳
士、はたまたガイドメロディにお構いなくわが声の音程の上下操作に忙しいフリーオクターブおばちゃん等々多士済々。でも「歌って楽しければそれで万楽」・・・、このことこそがこの同好会の「愛と寛容の不文律」となっていて、そんな個性的な歌い手さんに対する拍手こそがより一層盛大に贈られることからしても、この会の存在意義と崇高な精神をみてとることができるようです。
平成29年の歌い初め例会は1人2曲~計42曲を歌いあげ、「ことしも、元気で楽しく歌っていきましょう!」との毛野副会長の閉会挨拶をもって、午後4時30分にめでたくお開きとなりました。
(文・写真:小野田)
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