停電時の情報通信対策
■停電時には、テレビ・固定電話(AC電源を必要とするもの)・屋内の通信制御機器(ルーターや光回線終端装置)などが使えなくなり、災害に関する情報の収集や家族との連絡などが困難になります
■AC電源を必要としないスマートフォンや携帯電話が、情報収集や連絡に不可欠となりますが、その充電対策が重要となります
スマートフォン・携帯電話の充電対策
モバイルバッテリー
●持ち運び可能なモバイルバッテリーは、どこでもスマートフォンや携帯電話の充電ができます。 大容量のモバイルバッテリーは、複数の機器を同時に充電したり、繰り返して充電できます。
モバイルバッテリー自体も、繰り返して充電して使えるバッテリーを備えているものが主流です。 大容量のタイプではバッテリー自体の充電に時間がかりますので、いざというときいつでも使えるよう、あらかじめ充電しておきましょう。 |
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●乾電池式のモバイルバッテリーでは、乾電池を取り換えて繰り返し充電することができます。 予備の乾電池をたくさん用意しておけば、停電のときにも安心です。 |
自動車のバッテリーから充電
自動車のシガーソケットやAC100Vコンセントから、スマートフォンや携帯電話の充電ができます。
スマートフォンや携帯電話の充電用に、USBポートを装備している車種もあります。 シガーソケットしかない車種でも、AC出力やUSBポート出力に変換するグッズが多数販売されています。 |
その他の情報収集・連絡手段
公衆電話
公衆電話は、電話回線を通じて電力が供給をされるため、停電していても電話をかけられます。 災害などで電話が混み合うと、一般の電話は規制されますが、公衆電話は「災害時優先電話」として優先的に扱われます。 大規模な災害の場合は、状況によっては公衆電話からの通話が無料になります。 公衆電話の設置場所を事前にチェックしておきましょう。 |
携帯ラジオ
大規模な災害では、安否確認や情報収集のため、データ通信量が増加しインターネットが混みあって、つながりにくくなる恐れがあります。 また、災害に関する情報を提供するサイトなどへアクセスが集中すると、そのサイトがつながりにくくなります。
停電でテレビも使えない、インターネットも混雑して、情報収集が思うにまかせないときは、携帯ラジオが重宝します。 手回し充電やソーラー充電できるタイプもあり、電池が切れても安心です。ライト機能を備えたタイプでは懐中電灯代わりになります。 |