非常用電源の確保
■家庭内の多くの機器が電子制御されている現在では、停電が起こると生活への計り知れない影響があります
■生活への影響を減らすには、非常用の電源確保が重要になります
太陽光発電と蓄電池を備えた住宅
太陽光発電と蓄電池を備えた住宅では、停電が発生しても蓄電池に貯めた電気を非常用電源として利用できます。
平常時でも、一日のうちで電気使用量の多いピーク時間帯や発電できない夜間に、蓄電池に貯めた電気を使うことで、電力会社からの買電を節約することができます。 |
ポータブル蓄電池と折りたたみ可能なソーラーパネル
持ち運び可能なポータブルタイプの蓄電池では、AC電源出力ポートのほかにDC電源出力ポート、USBポートを備えたものもあり、スマートフォンやタブレットの充電に便利です。
折りたたんで持ち運べるソーラーパネルと組み合わせることで、災害時だけでなく車中泊、キャンプや釣りなどのアウトドアレジャーでも利用できます。 |
自動車のバッテリーに蓄えた電気を屋内に供給
電気自動車等に搭載された電池から屋内に電力を供給できる機能を備えたV2H(Vehicle to Home)機器を経由して、自動車のバッテリーに蓄えた電気を屋内に供給できます。
停電が発生しても、自動車に貯めた電気を非常用電源として利用できます。
一般の自動車でも非常用電源になる
消費電力の少ない電気製品であれば、一般の自動車のシガーソケットやAC100Vコンセントを利用でき、スマートフォンや携帯電話の充電に便利です。
スマートフォンや携帯電話の充電用に、USBポートを装備している車種もあります。 シガーソケットしかない車種でも、AC出力やUSBポート出力に変換するグッズが多数販売されています。
エンジンをかけずにACC状態で給電する場合、長時間の使用はバッテリーがあがってしまいます。 エンジンをかければバッテリーが充電されますが、ガソリンも消費されます。災害が想定されるときは、事前にガソリンを補給しておきましょう。 |
ポータブル発電機
持ち運び可能な発電機があれば、どこでも非常用電源として使えます。
ガソリンを燃料とするものが主流ですが、カセットガスボンベを燃料とするものもあります。
発電中に出る排気ガスには有害な一酸化炭素が多く含まれており、屋外の換気の良い場所でご利用ください。