烏城灯源郷 (烏城桃源郷)
平成24年8月10日 金曜日
岡山城 烏城公園
今年で6回目となる岡山城周辺のキャンドル点灯イベント「おかやま城下町物語~夏~烏城灯源郷」(岡山市,おかやま観光コンベンション協会,山陽新聞)は10日から14日まで行われます。毎日テーマを変えていますから,10日は「鯉」,11日は「ハスの花」,12日は「ひょっとこ」,13日は「しゃちほこ」,14日は「傘のお化け」です。演出は中国デザイン専門学校の学生たち。使用するキャンドルの数は1500個,キャンドルは烏城公園内の歩道沿いや旭川の堤防上にも設置されます。午後6時半から同9時まで,幻想的な雰囲気が楽しめる催しとなります。
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うじょうとうげんきょう(烏城灯源郷/烏城桃源郷)
<表記の変遷>この催しが始まった平成18年は「烏城桃源郷」と表記されていました。平成19年の第2回から「烏城灯源郷」へ変更されました。
<きっかけと歴史>天守閣の入場者数が少ない,特に夏場になると賑わいが無い,入場者数の回復と増加をめざして当時の岡山城を管理していた岡山市観光協会の人たちが前例のない事業を始めました。その内容とは,日が暮れた夜間に展示場を開く,同場内を講義や公演やイベント会場に使用する,天守閣前広場には夜間イベントのキャンドル点灯を行い天守閣展望台から眺める,周辺の堤防上道路にもキャンドル点灯を行うという企画です。岡山市の管理する観光施設を夜間に利用するこをは過去に例が無いといわれ発案した関係者は清水の舞台から飛び降りる気持ちだったとか。開催期間はお盆休み,開催時間は夕方から午後9時過ぎまで夏の夜のイベントを行いました。結果は大好評でした。さらに催事を継続するということで翌19年から中国デザイン専門学校の生徒さんたちが協力をすることになり,工夫を凝らし準備を重ね日替わりの図柄で芝生広場やテーブルにキャンドルを並べて描くという手の込んだ催事へ発展しました。
<備考>烏城公園の来場者を増やすため平成18年当時の岡山市観光協会では様々な取り組みを行っていました。岡山城の室内は展示場ですが,展示会だけの限定使用を撤廃して展示場の入場時間を過ぎた夜間に一般市民を招き,定期開催可能な催事を立ち上げました。平成17年に岡山城学校第1期の開講,岡山城の室内に講義場を設置して8月から1年間,毎月1回岡山の歴史やお話しを授業形式で講師先生に行ってもらう試みを行いました。岡山城学校は閉校しましたが城内は展示だけという従来の枠組みを超えて城内を使用する集客イベント事業や屋外の広場を使用する夜間行事は継続され市民に親しまれています。
(SONY R-1 / SC-04D / GITZO)