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ニューストピックス(2017年10月11,20日)
地域安全マップづくりの授業支援
今年も小学3年生の地域安全マップづくりの授業支援を防犯協議会が中心となり行いました。
このマップは「子ども」と「地域」を犯罪から守るために、学校と地域と家庭が交流を深め協力して学区内での犯罪を起こさせない為に行います。
10月11日(水)午前8:30に小学校に正指導員(地域の方)11名と副指導員(PTAの方)14名の計25名が集まり、濱邊防犯協議会会長による最終打合せを行いました。
9時に子どもたちも校庭に集合して担当教員と濱邊会長から行動内容と注意事項の説明があり、特に大声を出したり走ったりせず、車には充分気をつけるようにと話がありました。
子どもたちは総勢121名で20班に分かれ10の地区を2班1組で調査しました。1班は6名で班長、副班長、写真係、地図(記録)係2名、インタビュー係で構成され、全員が役割を分担して行いました。
1組12名を正、副指導員が引率して14名でフィールドワークに出発です。
『危険な場所』(入りやすくて見えにくい場所)や『安全な場所』(入りにくくて見えやすい場所)を通学路を中心として調査しました。
子どもたちは自分の目で危険な場所を見つけ地図に記録します。こうして危険な場所には絶対近づいてはダメだと知り、犯罪から身を守る力を養っていきます。
この日は朝から日差しが強く盛夏を思わす暑さで、休憩をとり飲み物をとりながらのフィールドワークでした。
インタビュー係が近所のお年寄に「危険場所はありますか」など質問をしていました。
10時半前に学校に帰り、「皆さん注意事項をよく守り大変態度よく勉強出来ました」と挨拶があり、解散しました。
(文・写真:平井)
地域安全マップの発表会
10月20日(金)に3年生全員(約120人)が体育館に集合して、完成した地域安全マップの発表会が行われました。
まず初めに児童代表から開会の挨拶があり、その児童の統制・進行で発表会が行われました。
先日(11日)にフィールドワークで調べた『危険な場所』と『安全な場所』を地図の上に表示して写真をはり、なぜ安全か、なぜ危険なのかのコメントをつけて完成です。20班で10ヶ所を調査したので1ヶ所につき2枚の安全マップが作成されました。
それぞれのマップには約10ヶ所の調査結果が記録されており、それを1人ずつどんな発見があり、何を感じたかのコメントを発表しました。同じ地域の調査でも違った視点での発表もあり、興味深いものもありました。
最後に集合した子どもたちの前に、先日フィールドワークに同行した地域とPTAボランティア16名が対面して整列し閉会式が行われました。
子どもの代表がお礼の挨拶をし、ボランティアが順番に寸評を述べました。
「小さな所も見逃さずよく出来ていました」「よく調べてきれいなマップができていました」とか、「もっとよく目立つマップを作りましょう」「よいマップができていますがもっと大きな声で発表しましょう」などの意見もありました。
その後子どもたちの意見発表があり、「『危険な場所』や『安全な場所』が思っていた以上にあった」、また、「ボランティアの方といっしょに勉強できてうれしかった」などの発表があり、和やかな雰囲気のうちに授業終了チャイムが鳴り11時前に解散となりました。
この勉強の成果が生かされて、子どもたちが犯罪に巻き込まれることがなくなってほしいという願望と期待を胸に、ボランティア一同は帰路につきました。
(文・写真:平井)