本文
ニューストピックス(2017年7月14日)
〜ころばないために〜 骨粗鬆症予防料理教室
7月14日(金)、富山学区栄養改善協議会主催の「〜ころばないために〜 骨粗鬆症予防料理教室」が公民館で行われ、学区内の女性12名・男性1名、栄養改善協議会のスタッフ9名が参加しました。
中村会長 |
講師の森本美登里さん |
中村初枝会長のあいさつの後、講師の岡山市保健所健康づくり課の栄養士・森本美登里さんより、骨粗鬆症の予防について次のようなお話がありました。
- 食事はバランスよく、特にカルシウムをたっぷり摂りましょう。
- 適度な運動で骨に刺激や圧力を加えてカルシウムの蓄積を助けましょう。
- カルシウムの吸収を助けるビタミンDは日光によって合成されるので、1日1回は日光に当たるようにしましょう。
レシピの説明後、5つのテーブルに分かれて料理づくりを開始。さすがにベテラン主婦?! 4種類の料理は1時間20分ほどで完成しました。
献立は、(1) しいたけの柚子つくね (2) 水菜とかにたまの白和え (3) さけのみそ汁 (4) りんごきんとんの4種類。日常に手軽にカルシウムを摂るには、いつもと変わらないメニューにカルシウムが多い食材(下方参照)を少し追加することがコツとのことです。
このあと、参加者全員でおいしく試食しました。
参加者中唯一男性の岡本修行さんは「バランスがとれていて骨粗鬆症に良い料理が理解できた。加齢とともにカルシウムを充分摂り、転倒・骨折・寝たきりを防ぐようにしたいものです」と感想を述べていました。
以下、配布されたパンフレット「骨粗鬆症〜実践!生活習慣改善〜」より役立ちそうな情報を抜粋してみました。
骨粗鬆症とは
骨は新陳代謝を繰り返しています。新しくつくられる量より壊される量が多いと弱くなり骨折しやすい状態になります。これが骨粗鬆症です。
骨粗鬆症を防ぐには
骨の形成に欠かせないカルシウムを意識してとりましょう。50歳以上では、1日に男性で700mg、女性で650mgの摂取が必要です。カルシウムは、ヨーグルト120gで144mg、こまつな100gで170mg、木綿豆腐100gで86mg、いりごま大さじ1杯で108g、さくらえび5gで100mg含まれています。
カルシウムを多く含む食材は
- ・大豆製品
大豆、豆腐、凍り豆腐、きな粉、豆乳、納豆、がんもどき、他
- ・緑黄色野菜
ほうれんそう、こまつな、みずな、チンゲンサイ、春菊、モロヘイヤ、他
- ・小魚、海藻類
ひじき、しらす干し、昆布、イワシ、さくらえび、他
- ・きのこ類
しめじ、なめこ、干しシイタケ、えのきだけなどはカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む
- ・乳製品その他
牛乳、ヨーグルト、チーズ、スキムミルク、ごま、切干大根、他
(文・写真:行枝)