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ニューストピックス(2017年7月16,17日)
カブトムシをつかまえよう
トラップ作り
實村 貢代表 |
富山の自然を楽しむ会と富山公民館共催講座「カブトムシをつかまえよう」を、7月16日(日)9時〜11時に操山公園里山センター(岡山市中区沢田)で行いました。
この講座は、ペットボトルでトラップを作り、一晩木に吊るして翌日回収しようとするもので、カブトムシがいそうな里山センターを場所に選びました。
参加対象を小学生以下(保護者同伴)で募集したところ、20家族で子ども27名(年齢層は幼稚園児から小学3年生までが多く、内7割が男子)で、参加者合計46名でした。
富山の自然を楽しむ会 實村 貢代表の挨拶、講師の近藤隆夫さん(県自然保護推進委員)、スタッフ8名、公民館職員1名の紹介後、ペットボトルトラップの製作に取り掛かりました。使用するペットボトルは2リットル容量のもので、参加者に持ってきてもらったのと、会が用意していたもの計46本を使いました。
説明を聞く参加者 |
講師の近藤隆夫さん |
まず初めに、カッターナイフでムシの入口になるキャップ下を切り取り、のち本体を切断しますが、お父さん達は慣れない作業で苦労しました。
ペットボトルの加工(1) |
ペットボトルの加工(2) |
その後、千枚通しで小穴を開けて吊り下げるタコ糸を結びつけます。
吊り下げ糸の取り付け |
トラップの中にはムシを誘引するために、スタッフが準備したバナナ・黒砂糖を焼酎で溶いた誘引物を順次入れました。その後、ムシがトラップにつかまりやすいよう靴下などを履かせて準備完了になります。
誘引物の挿入(1) |
誘引物の挿入(2) |
完成したトラップは、センター西側の木立にそれぞれが吊り下げて、翌日10時に集合して回収します。
完成したトラップ |
トラップの吊り下げ |
カブトムシ採れたかな?
7月17日朝10時に、昨日参加の皆さんが顏をそろえました。
講師の近藤さんから、「トラップには何が捕れているかわからないので、まずボトルにかぶせた靴下をはずしてから中を見ましょう」と注意を受け、早速現場に向かいました。
トラップの取り外し |
う〜ん、残念・・・ |
期待をもって全てのトラップを外しましたが、残念ながら昆虫類は捕れていませんでした。
部屋に戻り反省会では、
- 期待はしていたが一晩だけで捕るのはむつかしい。
- 夏休みに田舎に行く人はこの仕掛けを持って行ってみる。
- トラップを吊るすのは、樹液が多いクヌギやサクラがよい。
- 期間も数日吊るして置くなど試してみる。
などアドバイスがありました。
最後にアンケート記入と、今後の行事予定を連絡して解散になりました。
アンケートに記入する参加者 |
アンケートには、カブトムシなど昆虫は捕れなかったが、「トラップの作り方などが分かった」「皆と仕掛けを付けるなどが楽しかった」と感想がありました。
また、保護者の方から次の感想を頂きました。
- 自然とふれあう機会が少なくなっており、今回のような企画はよかった。
- このような企画は子どもにはとても新鮮で、親子とも楽しい機会を得ました。
- 地域のイベントに参加する機会があまりなかったが、初めて参加して楽しかった。次回の行事にもぜひ参加したい。
- 子どもと一緒に遊びに取り組む機会を与えていただき感謝している。
(文・写真:吉田)