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ニューストピックス(2016年9月8日)
骨粗鬆症予防料理講習会
9月8日(木)、富山学区栄養改善協議会主催の「女性におすすめヘルシー食・骨粗鬆症予防料理講習会」が公民館にて行われ、学区内の女性9名、栄養改善協議会のスタッフ4名、が参加しました。
講師は岡山市保健所健康づくり課の栄養士・石部典子さん。レシピの説明の後、さっそくテーブルに分かれて料理づくり開始。皆さんさすがにベテラン主婦、4種類の料理を1時間15分ほどで完成させました。
献立は、(1)和風豆腐ハンバーグきのこあんかけ (2)ひじきと大豆の煮物 (3)豆乳入り具だくさんみそ汁 (4)ヨーグルトゼリーの4種類。骨粗鬆症の予防にはカルシウムが欠かせません。いつもと変わらないメニューにカルシウムが多い食材を少し追加することがコツです。例えば(1)には絹ごし豆腐、えのきだけ、牛乳が入っています。
参加者全員でおいしく試食したあと、石部講師より骨粗鬆症について説明がありました。その一部を紹介します。
- 骨粗鬆症とは
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骨は新陳代謝を繰り返しています。新しくつくられる量より壊される量が多いと弱くなり骨折しやすくなります。これが骨粗鬆症です。
- 骨粗鬆症を防ぐには
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骨折して寝たきりにならないためにも、骨の形成に欠かせないカルシウムを意識してとりましょう。50歳以上では、1日に男性で700mg、女性で650mgが必要です。カルシウムは、牛乳180ccで198mg、いわし丸干し1尾86mg、いりごま大さじ1杯108mg含まれています。
- カルシウムを多く含む食材は
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・大豆製品 大豆、豆腐、油あげ、凍り豆腐、きな粉、豆乳、納豆、がんもどき、他 ・緑黄色野菜 ほうれんそう、こまつな、みずな、チンゲンサイ、春菊、モロヘイヤ、他 ・小魚、海藻類 ひじき、しらす干し、昆布、イワシ、さくらえび、他 ・乳製品その他 牛乳、ヨーグルト、チーズ、スキムミルク、ごま、切干大根、他 ・きのこ類 しめじ、なめこ、干しシイタケ、えのきだけなどはカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含む - 骨粗鬆症を防ぐ生活習慣
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カルシウムを多めにとると同時に、戸外で日光を浴びながらウオーキングを行うと、カルシウムの吸収と蓄積に相乗効果があります。
(文・写真:行枝)