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ニューストピックス(2016年8月30日)

中学生たちによるおばけ屋敷

8月30日(火)の午前10時、富山中学校の生徒たち3年生から1年生までの31人が富山公民館に集まりました。今日は、公民館主催の「富山おばけ屋敷プロジェクト」の本番日です。

10人の募集に31人が応募し、7月2日から企画・製作・設営・演出・演技プランとすべてを中学生たちだけで進めてきました。お客は小学生たちで、親御さんの付き添いは禁止。夏休みの終わりに、怖がり怖がらせて楽しい思い出を、というわけです。

友信館長とお世話役の職員の下市さんのお話の後、さっそく2階の現場入り。昨日からのセッティングで、2階全部がおばけ屋敷に化けています。大きなダンボールの城や黒い布のかかった机が迷路のように組み合わさる中、最後の点検をして、まずは館長さんを始めとする公民館の皆さんを相手にリハーサル。記者の私も加えてもらいました。結構怖いです。

本番前のお手入れおばけのすみか

お客の入りも上々 昼食の間に、小学生たちが木戸銭100円を握り締めて集まってきます。午後1時半、さあ本番!

小学生たちは、2,3人一組で入ってきます。「俺、全然怖くない」「ただの人間じゃん」と言っている子どもたちが、耳元での絶叫やら、壁から出てくる手やら、長い髪を前に垂らして近づいて来る幽霊や足元ににじり寄って来る妖怪やらに、「お前、先に行けよ」「お前が先だよ」から、「俺、怖いよ、早く出ようよ」と声も上ずってきます。館長さんや呼び込み役の中学生のお姉さんにすがりついてやっと入れる子もいます。

館内の大声がおばけの叫びだか小学生の悲鳴だか分からなくなってくる中、中学生たちもおばけと大道具さん小道具さんとを何役もこなして大活躍です。最後の47人目を送り出して、4時半過ぎにお屋敷は閉じられました。帰って行く小学生たちは皆大満足の笑顔です。

お化け屋敷の様子

中学生たちは後片付けもてきぱきこなして、最後のふりかえりの集まりでは、「疲れたけど、小学生たちが喜んでくれてよかった」など、一致協力して独力でイベントをやり抜いた達成感に、こちらも全員満足の笑顔でした。

(文・写真:矢尾)

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