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ニューストピックス(2016年8月28日)

親子奉仕作業

校庭に参集した参加者 8月28日の夏休み最後の日曜日に、今年も小学校の校庭にPTA・地域・各種団体の方々や児童が朝8時に集合して校庭の清掃奉仕活動を行いました。

合田PTA会長より、作業にあたり水分補給や安全行動について説明や注意があり、6班に分かれて担当の区域の草抜きやゴミ拾いを行いました。

清掃活動の様子(1)清掃活動の様子(2)

この日は真夏の太陽もやさしく陰り、また、前日の雨で地面も柔らかくなっていて、まさにこの夏一番の清掃日和となりました。

集められたゴミ袋の山 そして参加者数はなんと約480人(飲物配布数)にのぼり、予定された1時間でゴミ袋の山ができて、校内はすっかり見間違える程きれいになりました。

作業終了に当たりお礼の挨拶をする平松校長 そもそもこの活動は約20年前ほんの一部の人々によって始められたものが年を重ねるごとに参加者は増え続け、平成26年からはPTAが主催し、町内会・各種団体・学校が協賛して今日の規模に発展してきました。

これからも脈々と続けられていくこの行事がより充実し、より有効に作業が行われていくことでしょう。

作業終了にあたり平松校長も「この活動はたいへんすばらしい」と絶賛され、また、児童たちには宿題を終わらせ9月から元気に登校する様にとあいさつがあり、参加者はそれぞれ飲み物を受けとり気持ちいい汗を拭きながら家路につきました。

(文・写真:平井)

第9回“防犯と安全の集い”

会場風景(後方からステージ方向を望む) 8月28日午後1時半から、富山公民館に各町内会長をはじめ学区内の各種団体(学校、PTA、少年・交通警察協助員、民児協、育成協、交対協、青パト、見守り隊、地域安全推進員、老人クラブ、生き生きサロン、婦人会、愛育委員会等)の代表者総勢108名が集まり、公民館長及び地域担当職員陪席の下、富山学区防犯協議会・ 同 交通安全対策協議会の共催による平成28年度の「防犯と安全の集い」が開かれました。

この催しは、例年夏休み最後の日曜日に行われており、今回が第9回を数えます。

オープニングは、富山小学校の3〜6年生で編成する吹奏楽団♪富山ハートフルバンド♪が、代表児童によるバンドと曲目の紹介、そして「いつも見守りありがとう」のメッセージに引き続き、吹奏楽団“晴吹”のお姉さんの指揮により「花は咲く」と「RPG」の2曲をみごとに演奏し、会場から万雷の拍手を受けていました。

演奏する富山ハートフルバンド演奏に聴き入る参加者

かわいい児童が奏でる公的な場での初めての演奏を聴いた小学校の平松校長は、「みごとな演奏だった。演奏するみんなの目も輝いていた。音楽を通じても地域の皆さんに親しまれ、見守り活動への恩返しをするなど、これからも愛される小学生であってほしい」と賛辞を投げかけ、会場を埋め尽くした参加者たちも、「この子たちが事故や犯罪に巻き込まれることなく、すくすくと成長してほしい」と慈愛を込めた眼差しでよい子たちの演奏に聴き入り、大きな拍手を贈っていました。

浜辺会長に絵手紙を贈るなかよしクラブの児童 続いて、富山小学校放課後児童クラブ(なかよしクラブ)を代表して2人の児童が登場し、「いつも見守りありがとう。これからもよろしくお願いします」と、心を込めて書いたたくさんの絵手紙を浜辺防犯協会長にプレゼントしてくれました。

いよいよ本番行事の開始です。

まず、富山交番の坂本所長代理が管内の治安情勢について講演し、「今年の中央署管内での交通死亡事故5件中の3件が富山学区内で発生、特殊詐欺も学区内で被害が出ている」「特に、薄暮時や夜間に外を歩くときは、“光もの”を身につけてわが存在をドライバーに知らせる」着意の大切さを、また、詐欺被害防止には「離れて暮らしている息子や孫とは平素からよく連絡をとり合い、家族でなければ分からないペットの名前や合言葉で本人確認ができるようにしておく」など、事故や犯罪の被害防止についての有益なお話でした。

交番管内の治安情勢を講演する坂本巡査長来賓・陪列席

次は、DVD「真剣に考えよう自転車のこと」の上映があり、乱暴な自転車運転への戒め、自転車で他人を殺傷したときの高額な賠償金の話、安全でルールとマナーを守った自転車の乗り方など、身近な乗り物だけに身につまされる内容でした。

講演する岡本交対協会長 DVDの内容にも関連し、続いては岡本交対協会長の「0.5秒のミス」と、それにまつわる交通安全訓話があり、「机の上での0.5秒のミスは人命に関わることはないだろうが、道路交通では一生を棒に振ることにもなりかねない」と、安全運転の順守について示唆に富んだお話でした。

次いで、DVD「危険から身を守ろう!パソコンやスマホを使うとき」が上映され、ネットの落とし穴、個人情報漏洩でわが身に降りかかる脅威など、特に子どもが保護者の監視下を外れてネットに没頭して陥るワナなどについて、保護者や家族への警鐘となる内容でした。

講演する浜辺防犯協会長 結びは、浜辺防犯協会長の特殊詐欺の被害防止の講話で、自身が現職当時の犯罪抑止対策官としての苦労話を交えながら、次から次へと新手を繰り出し巨万の金額をいとも簡単に騙しとってしまう実行犯の狡知に長けた手口、さらに「自分は、絶対に詐欺にはかからない」と豪語する人こそがよく詐欺にかかる・・・とは、もって銘すべしお話ではありました。

最後に司会者が「青少年の健全育成も、防犯にとって大切なテーマの一つ」と、富山中学校の江口校長にマイクを向けると校長は、近々生徒自身が企画〜準備〜演出〜運営する公民館での“お化け屋敷”を話題に上げながら、「生徒たちが社会に対する自覚と責任を大切にしながら、彼らが地域から存在を認められ、歓迎され、奉仕することの意義と喜びを体感できることは、成長期にあっても、また将来に向かっても誠に意義深いことだと思う」と、教育の現場からの切々とした訴えに共感の拍手が湧き起こっていました。

公民館長からの「誠に意義深い、とてもよい催しでした」との講評をいただき、午後3時20分に無事散会しました。

(文:小野田、写真:薄)

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