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ニューストピックス(2016年8月23日)
福泊の地蔵盆
地蔵盆は、寺や地域で祀る地蔵尊を飾りつけお供え物をして、そこで子供たちが遊んだり、年寄りたちがご詠歌をあげたりする8月の盆の行事です。昔から、西日本を中心に各地で行われていましたが、諸般の事情でだんだん数が減っており、現在残っているのは富山学区では、ここ福泊と、海吉本村、中村、出村の4か所くらいです。
今回は福泊の地蔵盆を紹介します。
8月23日の夕刻、福泊バス停の脇にある地蔵堂には灯りがともされ、周りには初盆の家から奉納された盆提灯などが40数灯、倉安川沿いに飾り付けられていました。日暮れとともに集まってきた地区民がお堂の前に着席すると、午後7時から町内会長のあいさつに続き、この1年に亡くなった16人の新仏様の紹介がありました。続いて先達を勤める植田様の読経で祭儀が行われました。
福泊の地蔵盆は町内会の文化部が主唱して行われており、初盆の人の供養をということで行われていました。今回、参拝者も大人65人、子どもが50人といった状況で、例年以上に多くて、道路に溢れていました。
(文・写真:湯浅)