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ニューストピックス(2016年7月31日)

倉安川の生きもの調べと水質検査

挨拶と調査説明 7月31日(土)、富山の自然を楽しむ会(實村貢代表)と富山公民館共催の「倉安川の生きもの調べと水質検査」を実施しました。

9時30分の集合時間には、魚取りの網とバケツを持って富山公民館に集まりました。参加者は小学生18名に幼児1名と保護者8名、富山中学校生徒ボランティア4名と江口校長先生、スタッフ7名、公民館の長畑職員の総勢40名です。

水質検査

水質検査は定期的に行っているもので、生きもの調べの前に中学生ボランティアの協力を得て検査を早々に済ませました。

水質検査をする富中ボランティア

検査項目富山公民館北倉益用水合流点
COD(mg/L) 6.5(10) 6.0(8)
硝酸(mg/L) 1.5(2.5) 1.0(2)
リン酸(mg/L) 0.6(0) 0.2(0)
Ph 7(6) 7(6)

( )内は前年8月2日検査時の測定値

生きもの調べ

生きもの調査の始めに、富山の自然を楽しむ会の川瀬正郎さんから、講師の枝光宏先生(岡山淡水魚研究会)のご紹介と川に入る時の注意事項などについての指示がありました。今回の調査場所は、倉安川内で公民館北から西へ富山小学校正門付近までで、水深0〜30cmの生きものを採集しました。

生きもの採集(1)生きもの採集(2)

11時頃公民館に持ち帰り、枝光先生から各自が採集した生きものの名前と生態について説明と疑問に応えていただきました。

  • タナゴの産卵の仕方・・・卵管をイシガイに差し込む

  • メダカの産卵温度・・・水温18℃以上、したがって北海道では生息しない

  • ギンブナはすべてメスでオスはいない

タナゴの産卵について魚の名前・説明

採取した生きもの
魚類ヨシノボリ ギンブナ ドンコ メダカ タナゴ コイ *カダヤシ モツゴ モロコ
(*はH20年に初めて見つかった外来種、本年再採取した。)
貝類カワニナ イシガイ タニシ シジミ
エビ類アメリカザリガニ スジエビ ミナミヌマエビ
その他ハイイロゲンゴロウ
水草コカナダモ(外来種)

最後にアンケートに答えてもらい、11時45分に散会しました。

(アンケートの一部紹介)

  • エビがたくさん採れた、倉安川がきれいになったからか(小5女)

  • いろいろな種類の生きものが採れた、楽しかった(小5女)

  • 生きものがたくさんいたので、きれいな川と思った(中3女)

(文・写真:吉田)

災害に強い街づくり!富山学区の防災・減災対策 ライフライン編

説明をするライフラインの担当者 熊本で甚大な被害の大地震が起こり、ますます地震に対する危機感が高まっており岡山でももはや例外ではないと思われる状況です。

そんな中、生活基盤を支えるインフラである「ライフライン」についての防災・減災の説明会が7月31日富山公民館にて開催されました。岡山市市民協働企画総務課と富山公民館が主催、富山学区連合町内会が共催し、36名の学区民が参加しました。

電気、ガス、水道、通信などライフラインは、それらがないと日常生活に支障をきたすものであり、大地震が起きれば何日にもわたり社会的混乱が免れないと予想されます。

聴講する参加者聴講する参加者

今日の説明会はおおよそ次のような内容でした。

ライフラインご担当者お話のポイント
電気 中国電力(株)
岡山営業所
企画総括課
副長 川空氏
    永見氏
  • 電柱は風速40m/秒に耐えうる技術基準

  • 震度6弱以上の時は中電全社員出社

  • 地震が起きたらスイッチを切りプラグを抜く

  • 避難するときはブレーカーを切る

  • 感震ブレーカーへの交換は効果的

ガス 岡山ガス(株)
供給部
副課長 小林氏
主任 三宅氏
  • 従来のねじ接続鋼管をポリエチレン管へ入替促進

  • 供給停止、復旧作業等、地区毎のブロック化にて

  • ガス臭いの時→使用中止、ガス栓閉め、窓開ける、岡山ガスへ連絡、電気スイッチには手を触れない

水道 岡山市水道局
東水道センター
所長 栗原氏
  • 配水池の耐震化、2池化、2槽化、水道管の耐震化を促進中

  • 災害時・・・小中学校受水槽から給水、給水車給水

  • 家庭備蓄・・・1人1日3L3日分9L 風呂水貯め

  • 避難時は蛇口、止水栓を閉める

通信 日本公衆電話会
岡山・鳥取支部
事務局長 平松氏
  • 災害用伝言ダイヤル171を知っておく
    災害用伝言ダイヤル(171)の体験

  • 災害時電話殺到でかからない時有効

  • 家の電話、ケータイが使えないときは公衆電話で

  • 毎月1日15日など体験できる日あり

各ライフラインについて、災害に強い設備づくり、早期復旧のための対策、家庭で気を付けること・すぐにでもできる準備など各分野の専門家からのお話は大変役立つものでした。

(文:行枝、写真:公民館 中山)

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