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ニューストピックス(2015年9月7日)
糖尿病予防教室が開かれました
中村会長と吉田千代子栄養士 |
9月7日午前10時から、富山学区栄養改善協議会主催の「健康増進重点プロジェクト事業〜糖尿病予防教室」が富山公民館の調理実習室で行われました。
講座開始に先立ち、参加者が自宅から持参した「わが家の味噌汁」の塩分測定があり、栄養委員さんから「減塩の“健康志向”ですね」とか、「これ以上は塩分を増やさないほうがいいでしょう」などと所見をいただいていました。
参加したのは、講師の中区保健センターの吉田千代子管理栄養士、主催者で補佐役の富山学区栄養改善協議会(中村初枝会長)の栄養委員10名、それに受講者として海吉ダイヤモンドクラブ等から22名(男性11名、女性11名)の皆さんです。
中村会長から主催者あいさつの後、講師から糖尿病の基礎知識とその予防に関する基調講話があり、続いてレシピの要点解説がありました。
今日の献立は、「アジのサラダ仕立て わさびソース」「ジャガイモだんごのすまし汁」「干しエビとひじきの梅干し煮」「枝豆かんてんのわらび餅風デザート」の4品で、1人前のエネルギーはごはん1杯込みで600Kcalとのこと。
参加者は6箇所の調理台に5〜6人ずつ分散配置し、各調理台には栄養改善協の栄養委員が1〜2人ずつサポート役で付いたところで、いよいよ調理の開始です。
講師の「競争ではありません。心楽しく、それでは始めましょう」の合図で、バンダナ姿も凛々しく、胸当てエプロンのよく似合う調理人たちは一斉に包丁を手にとって、食材を切ったり刻んだり皮を剥いたり、レシピを横眼で見やりながらの奮闘ぶりです。
「男子、厨房に入るべし」の図 |
ニンジンの縦方向千切りに挑む名(?)コック二人 |
適時に調理の現場を見回って指導する吉田講師 |
やがて、調理室に料理の湯気と香りが立ち込め、食欲をそそります。
それぞれ似合いの食器に、でき上がった料理を順次盛り付けて行き、段々に今日の料理の全貌が姿を現してきます。
6個班ともほぼ同じころに調理を終え、全員が食卓に早変わりした調理台に付いて会食となりました。
全員が完全喫食し終えたころ、講師の進行で各班の代表者による所感発表があり、皆さん異口同音に「おいしかった」「楽しかったので、また参加したい」「塩分は3gにも満たない減塩料理だったのに、けっこうおいしく頂けた」などと話していました。
全員で「ごちそうさまでした」と手を合わせて唱和し、糖尿病予防教室の前段はめでたくお開きとなりました。
運動実技指導の水島典子先生 |
後段の午後の部は、実技室に場所を変えて「運動実技」です。
講師は、運動指導員の水島典子さんで、吉田栄養士さんを先頭に栄養委員さんと参加者が実技室へ移動すると、スポーティな体躯と服装の水島先生がお待ちかねでした。
午後1時前から講師によるレクチャーが始まり、まずは老化からくる「痛み」とその原因たる三つの「○○み」とは何でしょう?という質問が投げかけられました。
答えは、「ちぢみ」「ゆがみ」「ゆるみ」だそうで、この加齢現象を改善するにはその現象に直接・間接に関連する部位を意識して「伸ばす」こと、そして「筋力を付ける」ことが大切だと力説強調されていました。
また、よい(美しい)立ち姿や歩行姿勢と骨盤の関係、更に「つまづかない歩き方」のポイントなどについて展示と実習での指導があり、運動実技の講座が終わるころには全員が「体が軽くなったようだ」との感想を漏らし、先生も「それだけ、皆さんは若返ったのです」と参加者を喜ばしていました。
前・後段にわたる「糖尿病予防教室」は、このように盛会のうちに午後2時35分にお開きとなりました。
(文・写真:小野田)