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ニューストピックス(2015年2月11日)
富山学区防災訓練が行われました
建国記念の日の2月11日午前9時から、平成26年度の学区防災訓練が富山小学校の校庭で行われました。
この訓練は、富山学区防災協議会が主催し、岡山市中消防署(旭東出張所)4名、消防団富山分団(岡分団長以下15名)の支援の下、学区内各町内会から合計203名の学区民(民生委員児童委員協議会の15名を含む)が参加しました。
開会式で笠原連合町内会長は、「岡山は災害が少ないところと言われるが、一方では“災害は忘れたころにやってくる”とも言われる。今日の好機に共に研鑽と体験を積み、心を通わせて災害に備えましょう」と挨拶し、岡分団長の訓練説明の後、4個グループに分かれての訓練が開始されました。
訓練(体験)種目は、起震車、スモークトンネル、簡易担架、救急救命、初期消火の5種目で、各班は順次訓練場を廻って真剣に取り組んでいました。
起震車体験(震度は7を表示している) |
スモークトンネル体験「わ〜ぁ、ハムになるぅ」 |
簡易担架作りと患者の搬送体験 |
心肺蘇生訓練 (女性消防団員の指導を受ける参加者) |
初期消火訓練 |
最後に、各訓練グループから5名ずつの代表が訓練総括に出場し、初期消火〜簡易担架〜心肺蘇生〜そしてバケツリレーによる水の搬送を行い、午前11時過ぎ無事すべての訓練を終了しました。
閉会式で中消防署旭東出張所の井上消防士長が講評し、「災害の復旧場面で自助・共助・公助とよく言われるが、公助力が発動できるようになるまでの発災の当初段階においては、自助(自分や家族)と共助(隣近所や地域)が大切だ。今日の訓練で学んだことは必ず役に立つことばかりなので、どうか非常災害時には活かしてほしい」と話しました。
解散後、富山婦人消防クラブの皆さんが心づくしの温かい豚汁を振る舞い、参加者たちは舌鼓を打ちながら冷えた体を温めていました。
(文:小野田、写真:小野田・太田)