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ニューストピックス(2014年11月16日)

平成26年度「防災キャンプ in 富山」が行われました。

公民館1階での参加者受付 11月16日(日)、通算第3回目の青少年を主対象とした防災キャンプが富山公民館を会場に行われました。

これは、岡山市「岡山っ子育成局(こども企画総務課)」の提唱により、富山学区防災キャンプ実行委員会(富山学区安全・安心ネットワーク協議会の笠原会長を委員長とし、事務局(富山公民館)ほか総務、広報・啓発、給食管理、訓練、講演・講話、実習、救護の7個班で編成)の企画・運営で行われたものです。

参加したのは、小学生(3〜6年生)28名、中・高校生ボランティア11名、小学生の保護者3名の計42名で、それに実行委員長以下のスタッフ計72名に中消防署員2名を加えた総勢116名でした。

開会オリエンテーションでの笠原委員長あいさつ5個班に分かれて着席した参加者

開会式、記念撮影に続いて参加者たちは5個班に分かれて着席し、ボーイスカウト指導者の光畑俊行氏による体験実習に移り、非常用炊き出し袋・ポリ袋でのご飯作り、新聞紙スリッパ作り、ロープ結び、ダンボールによる間仕切り、簡易トイレ作りを次々に体験しました。

「生き残る知恵」実習講師の光畑先生
「生き残る知恵」実習講師の光畑先生
無洗米に水を注ぐ実習生
無洗米に水を注ぐ実習生
新聞紙でのスリッパ作り
新聞紙でのスリッパ作り
「はい、できました」
「はい、できました」
ロープの結び方の実習
ロープの結び方の実習
「はい、できました」(8の字結び)
「はい、できました」(8の字結び)
ダンボールで作ったパーテーション(間仕切り)
ダンボールで作ったパーテーション(間仕切り)
間仕切りした“個室“でごろ寝体験
間仕切りした“個室“でごろ寝体験
ダンボール製の簡易トイレ
ダンボール製の簡易トイレ
「こうやって使うんだよ」
「こうやって使うんだよ」

やがて炊きあがったご飯などを牛乳パックを利用して三角おにぎりを作り、大皿に盛り付けるころには給食管理班手作りの味噌汁が運ばれてきて、参加者もスタッフも一緒に昼食の時間となりました。

牛乳パックで作った三角おにぎり
牛乳パックで作った三角おにぎり
みんなで楽しく会食「おいしかった」
みんなで楽しく会食「おいしかった」

午後は屋外での防災実習と体験です。

秋晴れの公民館屋外で訓練参加者は、中消防署員や富山消防分団員の指導の下、初期消火〜スモークトンネル〜起震車を班ごと順番に体験しました。

「僕、起震車に3回乗った」「わたし、スモークを2回」といった調子で、みんなこの実習を楽しみながら貴重な体験を積んでいるようでした。

初期消火の実習
初期消火の実習
スモークトンネルの脱出
スモークトンネルの脱出
起震車体験
起震車体験
防災実習・体験会場となった公民館駐車場
防災実習・体験会場となった公民館駐車場

岡山大の鈴木教授による講演 再び屋内に戻り、こんどは岡山大学自然科学研究科の鈴木茂之教授の「東南海地震が起こったら富山(とみやま)ではどんなに揺れてどのような被害が起こるだろうか」というお話です。

先生はパワーポイントを併用しながら小・中学生に諭すように平易な言葉と優しい口調で語りかけ、また、スプリングコイルの両端を小学生に持たせてP波、S波の伝わり方を展示体験させるなど、学術臭を感じさせない、楽しくてためになるレクチャーでした。

乾パンを食べながらブレイクタイム 次いでブレイクタイムに入り、「保存用ビスケット」と称する“乾パン”を食べながら休憩し、やがて配られたアンケート用紙に参加者・スタッフ全員が回答してすべてのカリキュラムを終了し、午後4時すぎにお開きとなりました。

途中、講師の先生や主催者のインタビューに答える参加者たちの声も、「いろんな体験ができてよかった」「家に帰ったら家族に伝えたい」「もし、災害が発生したらきょう習ったことを活かしたい」など、前向きで健全な発言に満ちていました。

閉会式で挨拶する實村実行委員会副委員長

訓練参加者が帰った後、実行委員長以下各班の代表者が残って反省・検討会が開かれ、「来年度も青少年を主対象にするとしたら、春季(各団体の人事が確定し、遅くとも6月までに)がよかろう」「子どもを主対象に連続3回実施したが、大人を対象としたこの種イベントも大切」などの意見が出ていました。

解散直後に行われた反省会

この防災キャンプの模様はアルバム(写真集)に収録され、近々富山公民館で閲覧できます。

(企画・撮影・編集・製本 : 富山学区連合電子町内会)

(文:小野田、写真:小野田・薄)

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