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ニューストピックス(2014年11月1,2日)
第12回富山文化まつり
錦秋の11月1,2日両日、富山小学校体育館及び富山公民館の2会場を中心に、第12回富山文化まつりが開催されました。
これは、例年この時期に、富山学区連合町内会と富山文化まつり実行委員会の共催により行われる学区最大のイベントです。
初日はあいにくの雨模様でしたが2日目は薄日も差す天候に回復し、学区内外の多く老若男女が両会場に詰め掛けて、深まり行く秋の日の文化の香りを楽しんでいるようでした。
LIVE〜ステージ中継とカメラマン |
開会日には大森岡山市長もお祝いに駆けつけ、親しく学区民に語りかける様子は電子町内会が構成するLIVE回線により公民館会場の大型テレビ画面にも鮮明に実況中継されていました。
この文化まつりは「富山公民館まつり」として出発した経緯もあり、どうしても「お稽古ごと発表会」の色彩が拭えず、毎年何か一つでも新しい企画(目玉的出しもの)が渇望される所以です。
LIVE〜公民館の受像機に群がる聴衆 |
2年目を迎えた体育館会場の舞台発表を公民館会場へ実況中継する富山学区電子町内会運営委員会の試みは、「2会場に分かれた文化まつりの一体化」に貢献する意義は大きく、昨年(初年度)の同LIVE中継の試行錯誤段階でご協力いただいた佐藤富山小学校長や山根地域協働学校委員からも、「画像がきれい」「昨年より格段の進歩」との感想をいただき、また、会場を訪れた地元選出の某国会議員も「着想、そしてこの鮮明な画像に感動した」「東京に帰ったら、議員会館〜国会間の情報伝達手段としてぜひ検討したい」との話もありました。
また、体育館会場に設えられた「富山の自然を楽しむ会」(實村 貢代表)のブースは、操山、曹源寺、倉安川、百間川という自然と歴史ロマンに抱かれた壮大な文化環境のなかに住む喜びのうちにも、広く学区民協働の環境改善と美化奉仕作業、更に、少年たちの夢を育む自然や生き物との触れ合い体験、道端の何気ない歴史遺産の発掘と紹介など、少人数ながら健全にして地道な日常活動の様子や成果が展示されていて、「お稽古ごと発表会」主流の両会場の中にあって一閃の光明と涼風に触れた思いでした。
更にまた、舞台発表のなかで「富山学区あいさつ運動の歌」のお披露目があり、作曲の安部欽也富山中学校長がみずから歌唱指導をし、最後には作詞の大直二同校PTA会長や長尾光裕同校教頭、それに居合わせた聴衆も加わって、同校の吹奏楽部の演奏をバックに大合唱が体育館にこだまし、時宜を得た試みは実に新鮮で効果的な一幕でした。
ともあれ、時まさに文化の秋、この文化まつりを契機に、すべての学区民が「恵まれた自然環境の中にあって、いかに人と触れ合い、助け合い、心豊かに暮らして行くか、また、文化の香り高い富山の自然や歴史遺産をいかに守り、将来へ伝えて行くか・・・」を、心静かに考えたいものです。
体育館会場 舞台発表
公民館会場 作品展示
(文:小野田、写真:小野田・横地)