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ニューストピックス(2014年6月22日)
福祉講演会が開かれました
夜来の雨もすっかり上がった6月22日の午後、富山公民館に岡山旭東病院の土井章弘院長をお招きし、この時期恒例の福祉講演会が開催されました。
(講師の紹介、主催・協賛等、来賓については、枠内の記事をご参照ください)
聴講に参集した学区民は会場から溢れんばかりの実に194名の皆さんで、「講演会でこんなに大勢の出席が得られたのは初めて」(主催者)だそうです。
土井先生はアカデミックな雰囲気を漂わさない気さくな好紳士で、「命(いのち)のきずな、愛と笑いとユーモアを」という演題に沿って、
- 人間とはどういうものか
- 脳と体の健康
- 人の幸せ
を中心に、会場を笑いの渦に巻き込みながら話を進めて行かれました。
途中、いきなり鞄の中をまさぐりながら、「今日は、“脳”を3つ持ってきました」と言いながら何やら数センチ角の箱のようなものを取り出し、最前列に着席していた聴衆に1個ずつ手渡して、「これは人の脳です。力まかせに揺さぶって、中の脳みそを潰してみてください」とのこと。
言われたご仁は必死に揺さぶっていましたが、先生の曰く「潰れないでしょう。脳は髄膜に覆われて髄液に浮かび、更に硬膜〜頭蓋〜頭皮〜頭髪で保護されているのです」と。
記者は中ほどの席だったのでよく見えなかったのですが、あとから回ってきたのをみると、その脳みそはそこらのお店で売っている容器入りの1丁のお豆腐でした。(!!)
このことに留まらず、先生の話は比喩と示唆、ウイットとユーモアに富み、最後は今や「公然の秘密」となっている先生お得意の「こそ丸(がん)」[こそとは、親がおればこそ、子がおればこそ、 主人がおればこそ、妻がおればこそ・・・・の「こそ」で、成分は愛情、謙虚、感謝、元気(但し、配合・割合については企業秘密)だそうです)]の話になって、「まず、こそ丸を2〜3粒、○○がおればこそ・・・・と心から念じ唱えて、コップ一杯の水と一緒に飲み、直ぐに心のチャンネルをかえることが大切」「効果が薄いときには一日何回服用してもよい」「ただし、わしがおればこそのこそは薬効はありません」とのこと。
また、「錠剤が見える人と見えない人がいます」というのもこの「こそ丸」のミソで、席上、無料進呈のじゃんけん大会で5人が選ばれましたが、「旭東病院の売店で、1ビン108円で売っています」という宣伝もちゃっかり触れられていました。
これぞ、土井先生なればこそのユーモアに裏打ちされた「特効薬」で、笑いとなにやらキツネにつままれたようなエンディングのうちに、大盛会の講演会をお開きとなりました。
※ 錠剤が見える人と見えない人があります |
【参考】 | 「こそ丸」の詳細が知りたい方は、インターネットで「こそ丸」で検索すると情報が得られます。 |
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〜 講師紹介 〜 土井章弘 先生
脳・神経・運動器疾患の総合的専門病院に向けて理念経営を目指している。 病院に癒しの文化を・・・・との思いで「医療とアートの融合」をすすめ、「笑いとユーモア」を社会の中へと「おかやまあかいはな道化教室」を主宰してクリニックラウンなどの必要性の啓発にも努めており、岡山旭東病院は経済産業省が選定する平成25年度おもてなし経営企業」に選出された。 現在、社団法人日本病院会常任理事、中小企業家同友会全国協議会副会長、岡山市日中友好協会副会長などを務めている。
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主催: 富山学区安全・安心ネットワーク協議会 協賛: 富山学区連合町内会 富山地区社会福祉協議会 富山公民館 富山学区愛育委員会 同 婦人会 同 栄養改善協議会 同 老人クラブ連合会 富山元気の出る会 学区内9つのいきいきサロン 企画・提案: 富山地区民生委員児童委員協議会 |
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− 来賓 −
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(文:小野田、写真:横地・民児協)