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ニューストピックス(2014年4月4日)

富山豊年踊り伝承会のグループホーム訪問

桜花爛漫の4月4日午後、富山豊年踊り伝承会の一行12人は、岡山市東区松新町にある「グループホーム西大寺中央」を訪問しました。

訪問したのは、同伝承会の福森代表世話人ほかスタッフ2人と主役の子どもたち9人です。

戸外は風がピューピュー吹いていましたが、ポカポカ陽気のホームの中では16人の入所者(いずれも80歳前後かそれ以上のおばあちゃん)たちが席につき、ちびっこ役者たちの入場を今かいまかと待ちわびていました。

やがて備前太鼓唄のメロディに乗って、5組〜10人の踊り手が揃いの法被に真紅の手甲・脚絆姿で登場、田植えから収穫〜もみ摺りまでのお米作りの一連の農作業の所作を2本の竹と白い藤の花模様の真っ赤な和傘を使って演ずると、手拍子をとりながら目を輝かして見入るお年寄りたちもいて、きっとその昔田畑で米作りに勤しんだころのことを思い起こしたことでしょう。

拍手に迎えられて入場可愛い演技に見入る入所者たち

遠い思い出をくすぐる♪通りゃんせ 富山豊年踊りの後お年寄りたちは、子どもたち手作りの大きな名札(それぞれに入所者の名前が書いてある)を首にかけてもらい、♪大きな栗の木の下で、♪通りゃんせ、♪ゴーゴー誕生会などの歌と遊戯が繰り広げられると、おばあちゃんたちもホームのスタッフの皆さんも一緒になって手を打ち上体を揺すって、すっかり曾孫年代の熱演に同化していました。

はい、プレゼントをどうぞ!
はい、プレゼントをどうぞ!

演技の最後には、子どもたち手作りの紙飾りを一人ずつおばあちゃんたちに手渡しでプレゼントし、30分に及ぶ訪問行事は無事お開きとなりました。

(文・写真:小野田)

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