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ニューストピックス(2013年7月26日)

第3回健康づくり教室 〜目指せ! 健口長寿!〜

挨拶をする若林さん 今年度3回目となる「健康づくり教室」が7月26日、富山公民館で開かれました。

はじめに主催団体を代表して、富山学区健康市民おかやま21推進会の若林美佐子さんがこの日の講演内容の紹介を兼ねて挨拶しました。

講師の小橋さん 今回は「目指せ! 健口(健康)長寿!」をテーマに、「美味しく食べる、楽しく話す、しっかり咀嚼する」ことなど「健口づくり」のポイントについて、専門の歯科衛生士が約1時間半にわたり、分かりやすく説明するというものです。

講師に迎えたのは岡山市ふれあい介護予防センターの歯科衛生士小橋美由紀さん。

受講したのは5月の1回目からの常連組を中心に地域の高齢者ら約30名で、中には幼児を伴った若い母親もいて会場を和ませていました。

会場の様子と若い親子の姿

小橋さんが「口はどんな働きをしますか?」と会場に問いかけると、「食べる」、「話す」、「味わう」、「噛む」など、回答がすかさず跳ね返って一気に盛り上がります。

「毎日の生活の中で楽しいことは?」の問いかけには、何人もから手が挙がり、「友達と出かけて食事をしたりお喋りをすること」と元気な答え。

小橋さんは「そうなんです。話したり、お食事をしたりでお口が元気になることで毎日楽しく暮らせる。お口の働きを高めることが健康な暮らしを送る上で一番大切なことなんです」と話を展開していきます。

「さらに大切なお口の働きはなんでしょう?」と小橋さん。会場から「唾を出す」、「固いものを噛み切る」などの回答。

「正解!」と小橋さん。「よく噛むことで胃に送られた食べ物の消化がよくなり、腸に送られて栄養分を吸収していきます。またお口を使うことで、脳の活性化にもつながっていくのです」 一同、納得の表情。

小橋講師とスタッフ 「ところで、あなたのお口は健康ですか?」と、小橋さんがスタッフとともに会場に手鏡を配ります。

「舌は健康のお口のバロメーターです。鏡でご自分の舌を点検してみましょう」

「もし何らかの異常が見つかれば、体に何かの異変が生じているかも知れません」

全員口を大きく開けて舌を出し、鏡を見詰めます。

小橋さんの話は終盤に向かいます。「食べたものが食道を通らないで、誤って気道を通り肺へ向かうと、窒息を起こし、誤嚥性肺炎になります。高齢者に多く見られる現象です。三度の食事はゆっくり、よく噛んで食べましょう」とアドバイス。

講演の最後は「あっ晴れ! もも太郎体操〜お口の体操〜」の実践指導です。

「いー、うー」と口を横に開いたり、すぼめたり、水を含んでうがいをする真似をしたり、次から次に大忙しの口の体操が続きます。それこそ、「健口長寿」に欠かせない「お口の体操」というわけです。

小橋講師の「健口体操」の後は、岡山市ふれあい介護予防センターの健康運動指導士安保(あぼ)真一さんの指導で30分、ストレッチ体操の実践。ゆっくり体をほぐした後、散会となりました。

安保指導士によるストレッチ指導ストレッチ体操をする会場の様子

次回は一ヶ月飛んで9月27日(金)。「健康長寿・食事の秘訣!」のテーマで第4回「健康づくり教室」が予定されています。

(文・写真:松田)

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