本文
ニューストピックス(2012年10月13,14日)
「富山学区青少年等防災キャンプ」が行われました。
10月13日(土)〜14日(日)と一泊二日で、富山学区青少年等防災キャンプが富山小学校の体育館及びその周辺で行われました。
このキャンプは、文部科学省の通達に基づき、今年度は市の教育委員会の指定する9つの公民館を中心に市内11箇所で行われ、富山学区でも小学校、町内会、自主防災会、婦人会、民生委員児童委員協議会、愛育委員会、青少年育成協議会、スポーツ少年団、同後援会、PAT、栄養改善協議会、消防団、電子町内会等が文字通り安全・安心ネットワークの絆の下、次のような目的で行われたものです。
学童等が、さまざまな状況下で被災した場合、みずからの危機を回避する能力を育てる。(必要な知識・技能を学習する機会を提供する)
地域住民の災害対応能力を養成すると共に、防災意識の向上を図る。
参加者共通の体験を通じて、児童・生徒を基軸とした「地域住民間の絆づくり」及び「共助精神の養成」を図る。
今回の参加者(訓練を受け、講話を聴き、体育館で一夜を過ごして避難所生活を体験した人)は、小学生(4〜6年生)32名、その保護者5名、住民一般1名の合計38名で、これを5個班編成しての団体行動でした。
これを支えたスタッフは、富山公民館長以下3名、実行委員長・副委員長以下、総務(全般計画〜運営)、広報・啓発、給食、宿泊、訓練・実習、講演・講話、救護、警備・警戒の各班の合計75名で、ほかに岡山市中消防署の職員や西村吉備学区連合町内会長の来援をいただき、また、小・中学校長及び教頭・教務先生の視察・激励もいただきました。
キャンプは、初日の14:00から編成完結〜開会式に始まり、防災講話、災害対処訓練(起震車、スモークトンネル、消火器操作)、夕食(非常食のご飯とカレー)、防災・減災講話とビデオ「釜石の奇跡」視聴、体育館での簡易敷きマット、防寒シートと毛布1枚による宿泊、二日目は6時起床〜寝具片づけ〜ラジオ体操、非常食と味噌汁の朝食、体育館等周辺施設の清掃〜アンケート記入、閉会式と滞りなく進み、午前9時過ぎに本キャンプは無事終了しました。
1日目
西村氏による防災講話 |
起震車による震度7の体験 |
スモークトンネルの体験 |
消火器による消火体験 |
民生委員の指導による簡易食器作り |
夕食(新聞紙のお皿にカレー) |
夕食(カレー)の喫食風景 |
釜石の奇跡〜「津波てんでんこ」のビデオ視聴 |
応急寝具 |
寝床の準備 |
2日目
防寒シートを跳ねのけて起床 |
朝の体操 |
即席ご飯づくりの体験 |
朝食の配食 |
参加者と同じものを食べるスタッフ |
清掃「来たときよりも美しく」(1) |
清掃「来たときよりも美しく」(2) |
アンケートに答える小学生 |
閉会式風景 |
今回のキャンプは、学校行事の都合で中学生の参加はありませんでしたが、小学生には貴重な体験と思い出を与えることができた一方で、一般の地域住民の参加が極めて低調で、今後学区としての防・減災意識の啓発に問題点と課題を残す結果となりました。
(文・写真:小野田・薄)