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ニューストピックス(2012年1月7日)

七草がゆを作って食べよう

春の七草(イラスト) 五節句のひとつ“人日(じんじつ)の節句”に当たる1月7日午前、富山公民館において「富山の自然を楽しむ会」と富山公民館共催で恒例の「七草がゆを作って食べよう」という催しが行われました。

幼児から小学高学年の子どもとその保護者計15名が参加し、初めに公民館の調理室実習室において挨拶と注意事項、そして講師の花口光さんから探し方や見分け方の説明を聞き、一行は近くの田へ七草摘みに出かけました。

講師による説明春の七草(実物)

近年は農薬等の関係で七草の自生地が減少しているとのことですが、福泊の原さんに田を開放して頂き採取しました。

子ども達は初めて摘むゴギョウやハコベラ・ホトケノザ等に歓声をあげていました。

公民館に帰って摘んできた草の鑑定をして貰っている間に、「とみやま笑美の会」の皆さんに作って頂いた“七草がゆ”が出来上がりました。

皆で美味しく食べ終えたのち、子ども達が率先して後片付けをし、楽しい新春の行事を終えました。

七草摘み摘み草の選別七草がゆ

【参考】

セリ田のあぜや水路の水辺などの湿り気の多い所に生える草。
(解熱、利尿、貧血、高血圧、動脈硬化、整腸)
ナズナ実が小さな三角形で三味線のばちに似ていることから「ぺんぺんぐさ」とも呼ばれ、乾燥した畑や道端に見かける草。
(利尿、血圧降下、便秘症、動脈硬化、貧血)
ゴギョウ(オギョウとも言う)昔は草もちにして食べた草。
(気管支炎、ぜんそく、風邪)
ハコベラひよこ草とも呼ばれ、畑や道端で良く見かける草。
(健胃、整腸、歯槽膿漏、利尿)
ホトケノザ水田や畦によくある草で、春に小さな黄色の花を付ける。
(健胃、整腸、歯の強化)
スズナカブの葉とされているが、ノビルという説もある。
(五臓の働きを強化)
スズシロ大根の葉とされている。
(健胃、利尿、せき止め)

(文・写真:横地)

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