第1回防災セミナーが開催されました。
2025/09/25
津島福居自主防災会(以下「防災会」という。)では、令和7年9月24日(水)、株式会社防災ネットワーク代表取締役の堀脇泰治(ほりわき たいじ)氏を講師(*1)に迎え、第1回防災セミナー(*2)を開催しました。
今回のセミナーでは、テーマを「在宅避難への備え」としました。福居の地域は、内水氾濫の浸水想定も1m以下で、多くの住民が自宅に留まることが想定されます。災害時において自宅に留まりつつ、安全に生活するためにはどのような備えが必要かについて学習し、改めて各家庭の備えを確認する機会としたいというのがテーマの趣旨でした。
講師の堀脇氏は、元消防士で、消防士として数多くの被災現場に派遣された経験を踏まえて、令和7年1月に上記防災関連会社を設立され、「自助の力を高める」ための啓発に取り組まれています。
講演では、災害時に命を守るためとして挙げられる自助、共助、公助のうち最も大切な要素が「自助」であること、この「自助」の力を高めることが命を助けるために最も重要であること、なぜなら被災直後は公助がほとんど届かないことが予想されること、日頃から自助の力を高めていけば共助の力も高まること等の考えが示され、又「在宅避難への備え」の具体例としては、水・食料等の備蓄、トイレ対策、防災バックの準備等のほか、すすぎのいらない洗剤や蓄光テープの防災グッズも紹介されました。
セミナーには、約30人の方が参加され、元消防士ならではの経験に基づく話を傾聴されました。又、非常食の実例ということで、非常食セット(アルファー化米、クラッカー、保存水)が参加者全員に配布されました。
(*1) 「岡山市防災専門家派遣事業」に申請しました。
(*2) 防災セミナーは、今年度新たに開始した防災会の事業で、年に1回程度、住民の皆さんの防災対策に役立つテーマを取り上げて実施していきます。

