福居いきいきサロン福寿会6月例会を開催!!
2023/06/15
6月14日10:00から6月例会を福居公会堂で開催しました。
今回のテーマは、「皆さん、フレイルってご存知ですか? (食べない! 動かない!結果→筋肉が落ちる フレイルにならない為にどうしたらいいか!)」でした。
講師に一般社団法人中国シルバーライフ協会理事長の河合行利様、ジール整骨院代表の中務貴之様をお招きしました。
「フレイル」とは?
最初に、河合様からは、「未来計画ノートの活用方法」と題した講演がありました。
エンディングノートについて、河合様は、実際に記入される人はまだまだ少ない、実際にノートに記入しないまでも、ノートを見ながら家族の方と未来のことについて話し合ってほしいと話されました。
また、誰もが歳を取り、だんだんと体が弱くなり、最後は死んでしまうというのが自然の道理です。老後を健康に生きていくためには何より「幸せに生きる」ことが大事であり、「幸せに生きる」とはどういうことなのかをお年寄りこそがしっかりと考えてほしいとのことでした。
社会的な孤立は認知症のリスクを高めることになります。孤立しないで社会に参加して、たとえば「いきいきサロン」の場もそうですが、人と集まり、話をしたり聞いたりして交流の輪を拡げていただければと思います。
次に中務様からは、「健康寿命の鍵!!〜フレイル予防~」と題した講演がありました。
フレイルの兆候は、①体重が減る、②走るとすぐ息切れがするようになる、③前よりも疲れやすくなった、④外出するのが億劫になった、といったかたちであらわれます。
痛くなってから治療に来られる方が多いが、痛くなってからでは遅い。フレイルの対応も同じで、要介護状態になってからでは遅いので、早めにフレイルに気がつき、対応することが大事であるとのことでした。
フレイルの予防のためには、下図(下の左側上から2番目の写真を参照)の第2象限(緊急でなく重要なこと=運動する、人と会うなど)の行動を増やすことが大切だということです。運動する、食事に行くなどあらかじめ行動予定を決めておくことで、優先順位が守られて、第4象限(緊急でもなく重要でもないこと=テレビを見るなど)の行動が減り、健康な生活が送れるようになるとのことでした。
フレイル予防に大事なのは、心身の健康を保つこともそうですが、社会とのつながりを失わないようにすることがとりわけ重要であるとのことでした。
「社会とのつながりを失う事がフレイルの最初の入口です」
教えてくださいました河合様、中務様、まことにありがとうございました。
参加された皆さま、たいへんお疲れ様でした。
次回の「いきいきサロン」は7月18日(火)に開催します。