夏越の大祓“茅の輪くぐり”
投稿日:2023年8月2日
猛暑が続く7月31日(月)、海吉地区及び福泊の東部(旧吉富荘)の氏神様である吉備津岡辛木神社と、福泊の西部及び円山・山崎地区(旧幡多郷)の氏神様である石髙神社において、茅で編んだ輪をくぐり心身を清める夏越の大祓“茅の輪くぐり”の神事が執り行われました。
吉備津岡辛木神社は笠井山中腹に鎮座するため、近年のイノシシ出没対策も兼ねて午前中に、また市街地近くに鎮座する石髙神社では日が暮れた頃より善男善女がお参りし、厳かに茅の輪をくぐり心身を清めお祓いを受けていました。
夏越の大祓(なごし の おおはらえ)とは・・・
我々日本人の伝統的な考え方に基づくもので、常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、そのほか、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的とする神事です。年に二度おこなわれ、6月(水無月)の大祓いを夏越の大祓いと呼びます。 当地では、旧暦の水無月の晦日に近い新暦7月末日に行われています。
(神社本庁HPより)
「随神門」と「随身門」について
「随神」は、ご社殿や神社社地などを守る神様で「随神門」などに安置されています。「随神」はその昔、武装して貴人の警護にあたった舎人で「随身」と呼ばれていました。神社によって「随身門」とも呼びます。
(東京都神社庁ホームページより)
これに先立って吉備津岡辛木神社では、7月25日(火)氏子達が刈り取ってきた茅を輪状に編み、神社の随神門に、また石髙神社では30日(日)に氏子達が刈り取った茅を編み随身門に設置していました。
(文:横地、写真:薄・横地)