富山学区の防災を考えよう ~防災すごろくゲーム~
投稿日:2023年2月6日
富山学区の防災を考えよう~防災すごろくゲーム~が2月5日富山公民館にて開催されました。主催は富山中学校、共催・富山公民館、協力・富山学区自主防災会、岡山大学教育学部イノベーションチャレンジ推進プロジェクト。
富山中学校生徒会が岡山大学教育学部の協力を得て、富山学区の地形や自然の特徴や災害リスクを盛り込んだオリジナルの「防災すごろく」を半年がかりで制作しました。
今日の参加者は富山中学校生徒会中央役員6人、岡山大学教育学部ゼミ先生と学生8人、富山中学校先生4人、地域住民14人。
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すごろく盤は縦約70cm×横約110cmで、災害準備・災害発生時・避難生活の各段階の設問マス目が計82個あります。例えば次のようなものです。
- 非常食は最低でも何日分必要? (答:最低3日分、できれば1週間分)
- 火を使っているときに揺れが!どうする? (答:揺れがおさまってから、慌てずに火の始末をする)
災害準備では最初に各人5枚アイテムカード(下の写真参照)がもらえ、正解するとさらに1枚ずつもらえます。カードはゴール近くで有利に使えます。災害の種類は「土砂災害」「水害」「地震災害」。途中からこの3コースに分かれています。答えを間違えると1マス目戻り、また「大雨警報」「超大雨警報」「地震発生」のマス目で止まると3マス目戻るなど、なかなかゴールできないよう上手く作られています。何回も同じマス目で止まるため、繰り返し答えを見ることで理解が深まるようにできています。(下の「すごろく盤」参照)
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中学生によるゲーム進行で、4グループに分かれ各グループ2人1組で3組ずつすごろくを楽しみながら災害対策に必要なことを学びました。その面白さに熱中してほとんどの参加者が立ってゲームをしていました。
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防災は大切なことと分かっていてもなかなか身近に捉えられていないのが現状と思います。富山中学校の生徒がそこに思いをもって素晴らしいものを制作したことに大きな意義を感じます。今後、このすごろくを学区で広く取り入れることができれば・・・と思いました。 (文:行枝、写真:横地、行枝)
カテゴリー:ニューストピックス