地域づくりフォローアップ講座(第1回目)が開催されました。

投稿日:2023年2月7日

 2月6日(月)午後1時30分から富山公民館において、岡山市生活・介護支援サポーター養成講座「地域づくりフォローアップ講座」が岡山市社会福祉協議会と岡山市立公民館の共催で開催されました。参加者は中区全域及び遠くは瀬戸内市から20名ほどが集まり、「探検!発見!ほっとけん!」と題した美作大学生活科学部の小坂田稔教授の講演に耳を傾けました。

講座会場

 講座は岡山市社会福祉協議会の日岡渚さんの司会で始まり、「先生は地域福祉論を専門とし、地域交流の場づくりなど様々な取り組みに関わっておられ、地域課題解決のご経験をお持ちです」と小坂田教授の紹介がありました。

司会の日岡 渚 さん
小坂田 稔 教授

 そして、小坂田教授の「地参・地笑の暮らしづくり~地域共生社会の実現に向けて~」の講話が始まりました。 わが国では1970年に高齢化率7%を超える高齢化社会、1994年に14%超の高齢社会、2007年に21%超の超高齢社会に入り、現在は高齢化率は29.1%になっています。今後、わが国では人口減少に反比例し高齢人口は増加し2050年には高齢化率は40%近くになる予想です。それに伴い要介護者は当然増加し、1000万人を超える85歳以上の高齢者が地域生活を送ることになります。単に医療・介護サービスの需要増という面だけでなく、「認・認介護」(認知症を患う高齢者が認知症を患う人を介護)や「逆転介護」(高齢の親が高齢の子を介護)などの問題が表れてくると思われます。これらのことから「人々が様々な地域生活課題を抱えながらも、地域住民がともに支え合い、重荷を背負いながら、住み慣れた地域でいきいきと暮らしていける『地域共生社会』の実現に向けた取り組みが必要」と各地での実践例を交えた軽快でユーモアある、とても有意義な講話でした。

特に印象に残った言葉は

 「地域福祉に必要な4つの力」

  1. 自助力(本人や家族・親族の支援力)
  2. 公助力(行政や福祉・医療等のサービス)
  3. 共助力(地域の福祉力・お互い様の助け合い)
  4. 近助力(お隣近所のお互い様・なじみの助け合い) でした。

 これは災害時にも共通することです。

 次回(第2回目)は3月6日に開催されます。

(文・写真:横地)

カテゴリー:ニューストピックス 地域団体活動 福祉活動 

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