第22回富山再発見ウォーク

投稿日:2019年3月31日

 

開会のあいさつ

開会のあいさつ

 桜花が咲き誇る3月31日(日)、恒例の「第22回富山再発見ウォーク」が富山学区コミュニティ協議会の主催で開催されました。

 今回のコースは倉安川に沿って西進し池の内大池を目指し、途中の各所で富山の自然を楽しむ会の實村会長から歴史や由来などの説明を受ける行程約5kmの“倉安川コース”です。

 約50名の参加者(富山中学校延原校長とボランティア7名を含む)は午前8時30分にコミュニティハウス駐車場に集合し、湯浅コミュニティ協議会会長のあいさつ、笠原実行委員からコース紹介や注意事項などの後、中学生ボランティアのリードで入念に準備体操を行い出発しました。

出発前の準備体操

出発前の準備体操

ミュニティハウスを出発

ミュニティハウスを出発

 

 先ず福泊交差点(福泊バス停そば)にある常夜灯・彰功碑・上水道記念碑・地神様・忠魂碑の石碑群の由来などの説明を實村会長から受けました。

【関連ページ】福泊の石碑

 そして南側すぐのところにある雁木(がんぎ。その昔、生活用水として利用するために水路に降りる階段状の石の構造物)も見学しました。

福泊の上水道記念碑

福泊の上水道記念碑

雁木

雁木

 

 富山公民館横の栴檀(センダン)の木は夏は葉が茂り、雁木などでの作業にとって涼しい日陰を作り、また冬は葉が落ちて暖かい日差しが届くようにと植えられたそうです。

公民館横の栴檀の木

公民館横の栴檀の木

 

倉安川案内板

倉安川案内板

 次に富山小学校の東にある倉安川案内板で川の歴史を聞きました。倉安川は江戸時代、岡山藩の津田永忠が開削した吉井川と旭川を結ぶ人工の川で、沖新田一帯のかんがい用水と物流を担う運河でした。現在は物流の役目は無くなりましたが、富山地区及び以南の一部の地区のかんがい用水として、また雨水などの排水路としても利用されている、利水・治水両面で大切な川です。

【関連ページ】倉学区内の河川(倉安川)

 また、倉安川の北側(操山山系)に降った雨水のうち3本の山瀬川は倉安川の川床の下を伏せ越し(サイフォン)を使って南側に流しているそうです。

【関連ページ】倉安川の伏せ越し改修

山崎本町公会堂の石碑群

山崎本町公会堂の石碑群

 次に山崎本町公会堂前にある題目石などの石碑群の紹介がありました。

【関連ページ】山崎本町の石碑

 

湊粒江の樋門

湊粒江の樋門

 そして一行は湊粒江の樋門に着きました。この樋門は各地区に農業用水を分配するために設けられているそうです。

 

池の内大池の池畔公園

池の内大池の池畔公園

 そして桜が咲き誇る池の内大池に到着しました。よく整備された池畔の公園で富山中学校のボランティアによるクイズやゲームを楽しみました。

 

クイズとゲーム

クイズとゲーム

 クイズでは富山学区に関する“とみやまクイズ”と富山中学校に関する“富中クイズ”が出題され、それぞれ「〇」「×」で答えていました。またゲームではボランティアの生徒とジャンケンをし、勝ち残った人には賞品が渡されていました。

 

 池の内大池の池畔公園で楽しいひと時を過ごした後、往路を引き返して帰路につきました。

 コミュニティハウスに帰着した一行は笑美の会などの皆さんに用意して頂いた暖かい豚汁おにぎりを振舞われ笑顔で舌鼓を打っていました。

豚汁の給仕

豚汁の給仕

おむすびと豚汁

おむすびと豚汁

 

 参加者にとっては、いつも傍にある倉安川がより身近に感じられた一日だったことでしょう。

(文・写真:横地)

カテゴリー:ニューストピックス

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