凧(たこ)あげ

投稿日:2021年1月7日

凧あげは平安時代に中国から伝わり、当時は貴族の遊びだったようです。江戸時代には庶民の遊びとして流行したそうで、空高く上がると願いが叶うと縁起物として定着しました。
女の子は羽根つき、男の子は凧あげが正月の風物として昭和の中頃まではこの地方でもよく見られました。当時は木や竹の骨組みに和紙を貼り新聞紙を細く切って足を2本長くつないで高く上げるのを競い合ったものです。今時の凧(英語でカイト)はビニール製で足もなく破れることがないので手軽に楽しめますが昔風の凧が懐かしいですね。

操明学区は以前は田んぼが多く、稲刈りが終わると広々とした子供の遊び場になり、新田地方に吹く風も凧あげに好条件で、学校から帰ると寒さも忘れ皆でよく凧を上げて遊んだのは懐かしい思い出です。最近は凧あげする場所が少なくなった上に、子ども達の遊びがゲームやスマホなどへと変化したため、凧あげはほとんど見なくなりました。お正月にはたこあげてと童謡でも歌われる日本の正月風景を代表する遊びが次第に姿を消していくのは寂しい思いがします。

正月に遊びに来た孫たちに凧あげを体験させてやりたいと思い、少し風が舞って難しい条件でしたが挑戦してみました。最初のうちは苦労していましたが、大人のやり方を見て子供なりに頑張って少しずつ上げれる様になり、初めての凧あげを喜んでいました。

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撮影風景

(写真・瀬崎  文・萩原)

 

 

 

カテゴリー:行事の様子

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