土星と木星が大接近中
投稿日:2020年12月22日
木星と土星の2つの惑星が397年ぶりに「超大接近」している様子を観測可能です。
12月22・23日の17:30~18:30頃にかけて見やすい時間帯となります。南西の空、低くに見えます。ぜひ肉眼や双眼鏡、天体望遠鏡などで観察してみてください。
最接近は明日22日(火)の午前3時頃のため、日本では今日21日(月)の日の入り後が観測のチャンスです。
木星や土星は肉眼でも十分観察可能な明るさですが、天体望遠鏡で見ても同一視野に入るほどの近さです。
木星と土星は約20年周期で接近しますが、これほどの大接近となるのは1623年7月17日(日本では徳川家光が江戸幕府3代将軍になる1か月ほど前)以来のことで、実に397年ぶりとなります。次回、今回と同程度近づくのは60年後の2080年になります。
なお「接近」と呼んでいますが、実際に2つの惑星が近づいているわけではなく、地球から見たときの方向が同じになり、近づいて見えるというわけです。
上記の図で「60年で土星は2周、木星は5周してこの位置に戻って来るというわけですね」と浮田さんが説明してくださいました。
皆さん、温かい服装で土星と木星の「超大接近」をお見逃しなく!
12月23日(水)位までが見頃だそうです。
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