操明懐かしの写真館(第27回)

投稿日:2022年6月30日

農村婦人の生活改善

                  

しばらくお休みしていました懐かしの写真館がリニューアルして再開しました。これまでは項目別に操明のあゆみを主に見てきましたが、これからは対象エリアを広げ思い出の、家族や知人から受け継いだこの一枚(複数でも可)といった写真を皆さんから提供頂きながら随時公開していきたいと思います。ご協力をお願いいたします。
今回は今から65年程前の農村の主婦の家事労働を大きく軽減した洗濯機に関する写真を見てみましょう。
                     

1956(昭和31)年1月 岡山市役所三蟠支所前(現JA操南支所前)で農家の持っているモーターを利用した電気洗濯機の講習会風景。農村主婦の家事労働を軽くしようと県農業普及課が行った。子供連れの主婦が大勢参加している。藁ぐろの向こうに三蟠用水の家並が見える。現在は手前を産業道路が走っている。             

昭和30年9月頃 当時はまだ高価だった電気洗濯機を奮発して買った農家もあった。洗濯機とたらいの組み合わせが時代を映している。洗濯機の上部に手回し式の脱水装置が付いている。農作業が全て手作業だった頃は真夏には一日二回も着替える野良着をスイッチ一つできれいに洗ってくれる洗濯機は農家の主婦にとってはとても便利な存在。
暗い台所、不便な洗面所などのマイナスイメージをぬぐい去ってくれ、この後農家でもまたたくまに普及していった。当時は白黒テレビ・冷蔵庫・電気洗濯機は三種の神器といわれていた。昭和40年代のカー(車)・クーラー・カラーテレビの3C時代へと続く戦後日本の生活文化発展の先駆け的象徴の一つともいえる。

              
文責 萩原正彦

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