町内会防災訓練会
投稿日:2007年8月28日
「防災の日」を間近に控えた8月26日(日)午前10時から、海吉出村公会堂に今年度の役員や青年部員など35名が集まり、町内会防災訓練が行われました。
はじめに、町内会長から「防災訓練の目的・主旨」について、要旨次のような訓示がありました。
- 大規模災害の発生当初においては、公的機関による災害対処=「公助」(救出、復旧、消火、給水・給食、防疫など)は期待できない。
したがって、自分のことは自分でする=「自助」、さらに、ご近所・隣組・町内会などが地域で助け合う=「共助」の心構えと備えが大切だ。 - 南海、東南海地震には周期性がある。 政府の地震調査推進本部は、「2030年までに大地震が発生する可能性は80~90%で、もはやいつ起こっても不思議ではない」と警告している。
- われわれは、いかなるときでも、「食べる」ことと「出す」ことは、避けて通れない。きょうは、この二つのテーマにしたがって、「野外応急トイレの構築訓練」と「非常食 の調理及び試食」を体験して、自主防災の意識と技量を身につける契機としたい。
訓練は男性と女性に分かれ、男性は直管とクランプによる野外便所の組み立てを、女性は非常食の調理(といっても、赤飯、五目ごはん、山菜おこわをお湯で戻して紙皿に盛り付ける)を体験しました。
最後に、「非常持出袋」3例の披露があり、参加者全員で車座になって非常食の試食をしましたが、みんな「おいしい、おいしい」を連発していました。
「きょうの体験が役に立つ日が来ないことを祈りながら、でも、備えだけはおさおさ怠りなく・・・」、会長のことばを噛みしめながら、参加者は残暑のなかを帰途につきました。
(写真:湯浅M、文:小野田)
カテゴリー:ニューストピックス